2019.01.21

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ROLEX SPORTS MODELが欲しい! vol.1

深海から世界最高峰の山々まで、多くのプロ冒険家たちをサポートし、愛用されてきたロレックスのスポーツウォッチ。 今購入できる最新モデルたちを徹底解説する。

回転式セラクロムべゼルを搭載する、ダイバーズウォッチの最新モデル「Ref.116610LV」

 サブマリーナーは、ロレックスを代表するダイバーズウォッチであるだけでなく、あらゆるダイバーズウォッチの基本形ともいえる存在である。逆回転を防ぐセイフティを備えた回転ベゼルで、潜水時間を管理するアイデアは、このサブマリーナーから生まれた。最新の現行モデルは、セラクロムベゼルを備えた300m防水の「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」、すなわちRef.116610(SSモデル)に、ブラックとグリーンのカラーバリエーションを備えている。

 GMTマスターから使用されるようになったセラクロムベゼルは、ロレックスの独自レシピで生成されたファインセラミックス製のベゼルに、ゴールドやプラチナを真空蒸着させたもの。サブマリーナーでは、インデックス部分の銀色がプラチナ象嵌とされている。ケースマテリアルのバリエーションは、SS、イエローロレゾール、18KYGと従来からのラインナップに加え、現行モデルから18KWGモデルも加わっている。

 このWGモデルのみブルーダイアルと、ブルーのセラクロムベゼルを備えている。これらすべてに搭載される自動巻きムーブメントのCal.3135も、ロレックス自社製のヒゲゼンマイ「パラクロム・ヘアスプリング」を備えた最新バリエーションだ。

Ref.116610LV/
セラミック製逆回転防止ベゼルを装備した最新サブマリーナ デイト。ムーブメントは、多くのスポロレに採用されているCal.3135を搭載。ハック機能付きでパワーリザーブは48時間。自動巻、300m防水、ケース径40mm。

Ref.116610LN/
耐傷性に優れたセラミックベゼルを搭載し、2010年に登場した現行サブマリーナー デイト。夜光にはルミノバの約2倍長持ちするクロマライトを採用。実用性がさらに高められている。自動巻、300m防水、ケース径40mm。

水深4,000フィート(1,220m)の水圧に耐える究極の防水性能「Ref.116600」

 ロレックスのダイバーズウォッチ、サブマリーナーの防水性能は300mにまでアップしたが、実際にこの深度までの潜水を行うプロフェッショナル向けには、ある装備が不足していた。パッキンを素通りして時計内部に侵入してしまうヘリウムガスを、強制排出するバルブである。ヘリウムエスケープバルブの開発は、呼吸用としてヘリウム混合ガスをいち早く使用していたフランス・マルセイユの潜水会社「コメックス」との共同で行われ、Ref.5513に試験的にバルブを装備。のちにこのコメックス専用Ref.5513は、Ref.5514というナンバーを与えられた。

 1965年には、バルブを標準装備として防水性を610mにアップした、Ref.1665を開発。このモデルは「シードゥエラー」という新しいモデル名を与えられ、1967年から市販されている。なお、サブマリーナの防水性能が200mから300mにアップしたのは、サファイアクリスタル製の風防を装備したため。

 同様に1978年には、シードゥエラーもサファイア風防を備えたRef.16660にスイッチ。防水性は一気に1,220mへとアップした。その後すぐに、ムーブメントをCal.3135にスイッチ。現行の「シードゥエラー4000」は、Ref.116600にリファレンスチェンジされている。

Ref.116600/
前モデルの生産終了から約6年、2014年に復活した4代目となる最新シードゥエラー4000。セラミック製逆回転防止ベゼルを装備し、ムーブメントはキャリバー3135を搭載。自動巻、1,220m防水、ケース径40mm。

Ref.116600/
2014年に復活したシードゥエラー4000。先代シードゥエラーの特徴を色濃く反映しており、サブマリ同様高い人気を誇っている。驚異の4,000フィート防水がその名の由来。自動巻、1,220m防水、ケース径40mm。

ヘリウム排出バルブを装備したプロダイバーのためのモデル「Ref.116660」

 ロレックスとナショナルジオグラフィックが共同で挑んだ"ディープシーチャレンジ"は、深海への挑戦の新たな1ページとして記憶されるだけでなく、その技術をフィードバックした新しいスポーツロレックスも生み出した。

 最新のRef.116660は、グレード5チタンのバックケースを、904Lスティールの外枠で抑え込む耐圧ボディ「リングロックシステム」を装備。防水性能は3,900mにアップしている。発表時にはシードウェラーのグレードアップモデルとされていたが、2009年からは「オイスター パーペチュアル ディープシー」として、まったく新しい、唯一無二のプロユースモデルとして君臨している。

 後にサブマリーナーにも受け継がれることになる、グライドロック式のエクステンションバックルは、プロユースの装備として開発されたものだが、細かくブレスレット長が微調整できるため、フィット感にこだわるファンには、普段使いから好まれている機構である。なお、このディープシーのみに用意されていた、深海を模した"Dブルーダイアル"(ブルーからブラックへと変わるグラデーションダイアル)は、数量の少なさからかなりのプレミアモデルとなっている。しかもディスコンまで噂されており、見つけたら即買いだ。

Ref.116660/
基本スペックはブラックダイアルと同じながら、人気の高いプレミアモデルとなるDブルーはプライスも高め。ブルーからブラックへ変わる美しいグラデーションは一見の価値あり。自動巻、3,900m防水、ケース径44mm。

Ref.116660/
セラミック製ブラックベゼルとブラックダイアルを装備する、スタンダードなディープシー。ロレックスが独自開発した耐磁、耐衝撃性に優れるキャリバー3135を搭載。自動巻、3,900m防水、ケース径44mm。

ベゼルがアルミからセラミックへと変更され高級感アップ「Ref.116710」

 現在ラインナップされているスポーツロレックスの中で、最も早い時期にリニューアルを受けたモデルが「GMTマスターⅡ」である。2005年に登場したRef.116718(ゴールドモデル)に装備された新機軸のひとつが「セラクロム・ベゼル」。ロレックスの独自レシピによるセラミックス製で、インデックス部分は、ゴールド素材の真空蒸着で表現されている。

 また「パラクロム・ヘアスプリング(ロレックスの自社製ヒゲゼンマイ)」を最初に装備したのもこのモデルからで、特殊なニオブ合金を用いたことで、耐磁性と耐衝撃性(ヒゲの復元力)を高めている。独特なブルーの酸化被膜は、見た目にも非常に美しい。現行モデルは「Ⅱ」のみで「Ⅰ」に相当するモデルは存在しない。初代GMTマスターⅡのRef.16760は、1982年から市販開始。デイト表示のクイックチェンジ(日付の早送り機構)を犠牲にするかわりに、時針を単独でリュウズ操作できるように改められた。

 時分針と24時間針に、それぞれホームタイムとローカルタイムを表示させておきつつ、3箇所めの時差を認識しておけば、すぐさまベゼル操作で表示を切り替えることができるようになったのだ。この基本操作は、現行モデルのRef.116710まで変わらない。

Ref.116710BLNR/
2013年バーゼルワールドで発表、黒と青のセラミックベゼルが採用されたモデル。搭載されるムーブメントは既存カラーと同じキャリバー3186。48時間のパワーリザーブを誇っている。自動巻、100m防水、ケース径40㎜。

Ref.116718LN/
ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンのダイヤルが印象的なモデル。18Kイエローゴールド製のケース&ブレスは充分過ぎるほどの豪華さを演出する。キャリバー3186搭載。自動巻、100m防水、ケース径40㎜。

クロマライト夜光となった「3・6・9」インデックスの新ダイアル「Ref.214270」

 スポーツロレックスの中で、最もデイリーユースに適したモデルが「エクスプローラー」である。クロノメーターモデルながらデイト表示を持たず、視認性に考慮した、シンプルな"3・6・9ダイアル"を持つ。なぜこのモデルが"冒険家"の名を与えられ、今日まで絶大な人気を博してきたのか? それはエクスプローラーが持つシンプルさによるところが大きい。

 直径36㎜のケース径を持つ前モデル、Ref.114270が、現行モデルのRef.214270と人気を2分する理由である。しかし2010年に登場した最新のRef.214270は、大きな飛躍を遂げている。ケース径が39㎜にアップされると同時に、クォリティがかつて無いほどに向上。ロレックスを「実用時計の最高峰」とする意見もあるが、最新エクスプローラーは充分に「高級時計」としての資質を備えている。

 また、ノンデイト用のクロノメータームーブメントであるCal.3130には「パラクロム・ヘアスプリング」と「パラフレックス・ショックアブソーバー」がダブルで装備され、ムーブメントナンバーもCal.3132に改められている。エクスプローラー系のほかにこれらをダブルで搭載しているのは、オイスター パーペチュアル系の最高峰となる、デイデイトといえる。

Ref.214270/
39㎜ケースを採用した、Ref.214270の新ダイアル。旧ダイヤルとの違いは針の太さ&長さ、そして、クロマライトの夜光がダイヤルの3・6・9にも施されている点。夜間の視認性が向上した。自動巻、100m防水、ケース径39㎜。

Ref.214270/
2016年にマイナーチェンジした新モデル。基本スペックこそ変わらないが、ダイアルの3・6・9には青色発光するクロマライト夜光を塗布、そして針が太く長くなったのがポイント。自動巻、100m防水、ケース径39㎜。

媒体:MAJOR WATCH

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