2019.01.07

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

LONG TERM TEST REPORT 001「1954年型Type1 Co...

オーバーホール後のシュヴァルツ君に、プラグのトラブル発生!!

 昨年の後半は、まさかのエンジン・トラブルに見舞われ、悪戦苦闘のオーバーホールに終始したせいで、ほとんど走れなかった。で、よーやく本格的なドライブを敢行したのが今年の1月。これが新たな悪夢の始まりとは、このとき思いも寄らなかった。

 とにかくオーバーホール直後なので、エンジン回転の上限は3,000rpmに設定。走り出しは好調で、オーバーホールによる成果を堪能していたが、距離が進むにつれ徐々にエンジンの吹けが悪化してきた。エンジン回転を抑えているせいで、プラグがカブッたんだろうか……? アクセルをブァオーンと煽って、フン詰まりを解消したいとこだけど、慣らし中だからそんなことできない。帰宅後にチェックすると、案の定、プラグが4本とも真っ黒く煤けていた。

 新品のプラグなのに、わずか250kmほどの走行で燻ぶっちゃうのは、気温が低い真冬に冷え型のB6HSを使ってることが原因かもしれない。そこで、焼け型のB5HSに変更してリベンジ・ドライブしてみた。ところが、走り出しは好調なのに、距離が進むにつれてエンジンの吹けが悪化する、という症状はまったく改善されない。そのときも、プラグは4本とも真っ黒く煤けており、熱価の選定ミスが燻ぶりの原因じゃないことが決定的になった。
 
 プラグの熱価を下げても、燻ぶりが解消されないので、またもや『ビッグボア』佐藤氏にアドバイスを求めた。すると、キャブレターが怪しいので、可能ならばジェット類を新品に交換してみたら、とのご神託。運良くメイン&アイドルのジェットだけ、スペアとして新品を購入しておいたので、早速ご神託に従って交換し、再リベンジのドライブを敢行した。

180kmほど走行してチェックしたところ、今回も『ビッグボア』の診断はビンゴで、見事にプラグの燻ぶりが解消していた(嬉)。

西会津のイベントに参加する途中、郡山の『ビッグボア』にて、カーボンにまみれたプラグを診てもらい、原因の診断を仰ぐ。

心配したバルブガイドにガタはなく、ホッと一安心。

 ところが、全プラグの燻りが解消したのも束の間、再びプラグにトラブルが発生。燻ぶりのときほどじゃないけど、再びドライバビリティが悪化したので、プラグをチェックしたところ、大した距離も走ってないのに、3番4番側だけ絶縁部に大量のカーボンが付着していたのだ(特に3番が酷い)。1番2番側は、理想的なキツネ色の焼け具合なので、キャブのバランスが狂ったのかと思い、とりあえず再調整してみた。それが良かったのか、はたまた新品ジェットが功を奏したのか、燃費は5月の時点でクーラーオンでも11.0km/ℓ超えという好結果。

 しかし、3番4番側のカーボン付着は改善されないまま。プラグにこびりついたカーボンを観察すると、どーやらガソリンの燃え残りじゃなく、オイルが燃えて堆積したもののようだ。ひょっとすると、昨年のオーバーホールで交換した3番4番側のシリンダーに問題があったんだろうか? ユーズド品だったけど、目視点検では再利用可能な状態だったので、リング・ギャップをチェックしただけで、ホーニングもせずにセットしたからネ……(汗)。

 それが原因でオイル上がりが生じ、燃焼室に入り込んだオイルがプラグに付着し、カーボンまみれになったと考えるのが妥当だろう。でも、ホントに単なるオイル上がりなんだろうか? まさか交換したばかりのバルブガイドにガタが生じ、オイル下がりが発生したとか……(それだけは勘弁して……)。
いずれにしても、腰上を分解しなくちゃ結論が出ない問題だから、あれこれ考えても意味がない。ひょっとしたら、もう少し走り込めばシリンダーとピストンとが馴染んで、オイル上がりの量が減るかも……と、淡~い期待。
そんな状況の中、5月に開催された西会津イベントに行ってきた。往復の燃費はなんと新記録となる13.2km/ℓという結果を樹立。
でも、カーボン付着が治まったワケじゃない。
そこで、西会津イベントの集合場所になっていた郡山の『ビッグボア』で、カーボンまみれのプラグを診てもらった。すると、原因はシリンダーをホーニングしなかったせいじゃなく、オイル・リング(ピストン・リング)のヘタリによるオイル上がりだろうとの診断。
実は、今回のオーバーホールでは、すべてのピストン・リングが使い回しだった。1番2番側はピストンからシリンダーまで、もともとのセットだから相性も良く、トラブルにならなかったのだろう。ところが、3番4番側は別のシリンダーだったので、使い回しのリングとの相性が悪かったのかもしれない。

アドバイスに従ってキャブのメイン&アイドル・ジェットを新品に交換。これでプラグのくすぶりは解消したが……。

まだオーバーホールしてから半年後なのに、泣く泣く降ろしたエンジン。

 未練がましくもう少しだけ様子を見ることにして、真夏日となった6月初旬にクーラーオンでドライブに出かけた。けれども、良好だった燃費とは裏腹に、3番4番側プラグには相変わらずカーボンがベッタリと付着していた(涙)。対応を先延ばしにしても自然治癒しないことがハッキリしたので、ピストン・リングの新品セットをゲットしてから、再度エンジンを降ろして腰上を分解することにした。

 プラグの状態から予想していた通り、ヘッドの燃焼室にはカーボンがビッチリこびりついており、ケミカル品で徹底的にクリーニングした。綺麗になったところで点検した結果、ヘッドには問題なさそうで、ホッと胸を撫でおろした。念の為、3番4番側のシリンダーは、ホーニングしてから組み立てた。さらに、せっかくの機会なので、問題がなかった1番2番側もシリンダーのホーニングとピストン・リングの交換も実施しておいた。

 そして、いよいよ運命の試運転。近所を25kmほど運転してから、プラグをチェックしたところ、焼け具合は申し分なく、オイルの付着もなかった(やったネ!!)。つーコトで、試運転の数日後、ロングドライブに挑戦したんだけど、今度はなんとまさかのクーラー故障。しかも、当日は梅雨も明けた直後で猛暑日となり、クーラーなしの車内は蒸し風呂状態(大汗)。

 で、クーラーが効かないまま300km近くドライブしたけど、最後までドライバビリティが悪化することはなかった(嬉)。プラグをチェックしたところ、4本ともオイルの付着もなく良好な焼け具合で、ついにプラグのトラブルは解決した。さらに、燃費のほうも約 11.5km/ℓと好結果で、チャレンジ・ドライブは大成功。

ピストンのカーボンを落としてから、シリンダーをホーニングした。

外したOKRASAヘッドは、案の定、カーボンがびっちり(涙)。

 クーラーから冷風が出てこないというトラブルは、エンジン取り付け時にクーラーの配線をショートさせてしまったという、初歩的なミスが原因だった(恥)。現在はクーラーも復活し、猛暑日に涼しくリベンジ・ドライブも敢行した。つーコトで、まだまだ慣らし中だけど、シュヴァルツ君は完全復活~♪

 んじゃ、しーゆーねくすと!!

カメラ&テキスト:Tommy KEZUKA 毛塚富夫
媒体:LetsPlayVWs 48

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