2019.01.31

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古参VWの祭典「10.INTERNATINALEN BAD CAMBERGER ...

ドイツの空の玄関フランクフルトから、北西へアウトバーンで30分ほどの小さな街BadCambergで4年に一度開催される、ヴィンテージVWの大祭典「Internationalen Bad Camberger VW-Veteranen-Treffen」が2015年6月に開催。主催者によると、300台のVWがエントリー。期間中1万8,000人もの人々が40カ国から集まった。今回も大いに盛り上がり、数々のヴィンテージVWが集まる国際的交流の場となったのだ。

40カ国から1万8,000人300台のVWが集まる。

 1979年に地元のVWディーラー「Autohaus Lottermann」を営んでいたHeinz-Willi(HW)Lottermannと、弟のMichaelの呼びかけで始められた「Internationalen Bad CambergerVW-Veteranen-TreffenBad Camberg」(以下Bad Camberg)。当初は、地元のごくごく内輪のヴィンテージVWのミーティングだったが、回を重ねるごとにヨーロッパ中の至る所からオーバルウィンドウやスプリットウィンドウが集まるようになり、気がつけばドイツを代表する、国際ヴィンテージVWイベントに成長した。

 しかし、1999年イベント首謀者ともいえるHW Lottermannが他界、一時は存続も危ぶまれたが、息子のMarkusと弟MichaelさらにLottermann家族が一丸となってHWの意思を引き継ぎ、2015年遂に10回目のトレッフェンを迎えることになった。

 Bad Cambergの伝統、エントリーが許されるのは、タイプ1はオーバル世代まで、つまり1957年型まで、タイプ2はバーンドア世代(1955年型)まで、カルマンギアは1959年型、通称角テールまで、そしてスペシャルボディ(コーチビルドなど)のみとなっている。これだけ限定的な狭き門にも関わらず、300台ものヴィンテージVWが20カ国からエントリーし、信じがたいことにそのエントリーの中で100台近くがスプリットウィンドウ世代のビートルで占められるのである。

 参加台数でこそBad Cambergを上回るミーティングは数多く存在する。しかし会場に入るための狭き門、スプリットウィンドウの数、そして参加国の数の圧倒的な多さが、世界最高峰のプレミアム度を誇るイベントとして世界中のVWエンスージァストたちを魅了し続けているのだ。

 2015年のBadCambergでの一番のハイライトとなったのが、1941年型のKdF-Wagenで、チェコからエントリー。現在確認されている現存のビートルとしては、ウルフスブルグ工場で生産された最初期のロットの1台であるのだ。

Bad Cambergの最大勢力は、オーバルウィンドウ。150台近いオーバルが並ぶ様は圧巻だ。

スプリットウィンドウとオーバルが日常光景になる非現実空間

ノテックライト(防空灯)やCOGロゴなどで、タイプ82eルックにカスタムされたスプリットウィンドウ。

スムースゲートと呼ばれるプレスの無いあおりが特徴の、バーンドア世代のタイプ2シングルピックアップ。

Petermaxラリーのメンバー達も無事ラリーを走破し、Bad Cambergにゴール。

2015年のBad Cambergは15台のヘブミューラーが集結。エントラントを魅了した。

text & photo:Shin WATANABE 渡辺慎介
媒体:LetsPlayVWs 49

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