2019.02.06

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

日独米墨VWトレッフェンを訪ねる「11° CONCURSO NATIONAL V...

ドイツ生産終了後も20年以上製造され、日本にも輸入された、我々にも馴染みの深いメキシコ製ビートル。しかし、これがことメキシコでのVWシーンに関してはまったくベールに包まれたまま……。ということで『LET'S PLAY VWs』編集部は、現地取材を実施! そこでは想像を絶する奥の深いVWの世界が待っていた――。

ドイツよりも長い間ビートルが作られていた、メキシコオーナーのVWへの情熱は猛烈に熱い

手前2台の1970年型は、フェンダーとバンパーが遂に変更となるが、ボディ自体は窓の面積が小さい1964年ボディが継続使用された。

1976年型タイプ1でエントリーのRamon Guerreroは、ビートルモデルカーのパーツアートを披露。

一見1964年型だが、実は1969年型のタイプ1。メキシコでは1969年モデルまで、1964ボディが採用されていた。

Marisol Chanca Sanchezの美しい1969年型タイプ1。

ダブルバンパーが珍しいGermán Urresti Alfaroが所有する1973年型タイプ1。

 ビートルの生産に関しては、ドイツ本国以上に長い歴史を持つメキシコ。1961年からはドイツで生産され送り込まれたCKD(コンプリートノックダウン)キットを現地アッセンブリーする、「ノックダウン生産」を開始。1964年にはVWメキシコが設立、100%現地生産も始まり、ドイツ生産終了から20年以上、2003年までビートルの製造が行われた。

 ここ3年程でその数はめっきりと減ってしまったが、数年前までビートルはタクシーとしても広く採用され、街を見渡せばそこら中がビートルだらけという夢のような光景が広がり、まさにメキシコの国民車として大活躍していたのだ。42年にわたってビートルの生産が行われていたメキシコ。1967年から稼働しているプエブラ工場は、今や最新鋭の設備が備わるVWを代表する一大生産拠点となっている。

 生産終了から10年以上経過したが、まだまだ現存数も多く、熱狂的なファンが多いメキシコで、VWイベントが盛り上がらないわけが無い。メキシコシティ郊外で開催された「VWトレッフェン・メキシコ」は、太いパイプで繋がっているVWドイツ本国からのサポートも羨ましい程手厚く、普段はウルフスブルグの一大VWテーマパーク、アウトシュタットで展示されている貴重なプロトタイプのVW30がなんとメキシコに送り込まれてきた。

 これにはメキシコのVWエンスージァストのみならず、ローカルのニュースメディアでも大きな話題となり、トレッフェン当日は大興奮の渦に包まれた。なんと本誌にはこのVW30の試乗機会も与えられた。

 それにしてもVWビートルのもう一つの母国メキシコのVW信仰家の情熱は猛烈に熱い。筆者はスペイン語は全くダメで会話も成立しないが、VWに対する愛情はひしひしと伝わって、メキシカンVWパワーに圧倒されっぱなしなのであった。

VWトレッフェン当日は、早朝から素晴らしい程度を誇る数多くのヴィンテージVWが会場入り。メキシコだけでなく、グアテマラからのエントリーも。

カリフォルニアから、Eddy&DaveGarageのEddyも渡墨。

会場にはスプリット世代の貴重な個体も集合。カブリオレは1951年型、奥は1949年型でサウスアフリカから輸入された右ハンドル。

text & photo:Shin WATANABE 渡辺慎介
媒体:LetsPlayVWs 49

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