2019.02.18

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

これまで所有したT34は数知れず? 日々、世界のどこかで眠る1台を探す蒐集家。

これまで、何台のカルマンギアをレスキューしてきたのだろう。世界のどこかで助けを待つカルマンギアを見つけると、いても立ってもいられなってしまう――。

 物心ついたときから、両親がVWビートルとタイプ3ファストバックをドライブしており、幼少期は出掛ける度にVWのリアシートで育ったという、Carsten Klein。現在はケルン郊外のリンドラーに広大なガレージ兼オフィスを構え、そこにタイプ34カルマンギアを6台、タイプ14カルマンギアを2台、タイプ3バリアント1台をコレクションしている。さらに推定時価総額6万ユーロに及ぶ数々のスペアパーツやアクセサリー、資料関係をもコレクション。相当いってしまっている、VW信仰家なのである。

 Carstenは世界的にも有名なタイプ34カルマンギアのコレクターとして知られており、これまで所有したタイプ34は13台にも及ぶ。世界のどこかで眠っていたり、放置されているタイプ34を見つけてしまうと、もう居ても立ってもいられなくなり、レスキューしてきてはレストアして再びドライブすることができるコンディションに整え、次の里親を見つけて、タイプ34が1台でも末永く誰かに乗り続けてもらえるように、と活動を行っているのだ。

 今回Bad Cambergの後にCarstenのガレージにお邪魔する機会を得たわけだが、思った通り狂気の沙汰を超えていた。それにしてもなぜタイプ34カルマンギアなのだろうか?

 「実は、自分は工作機械用のドリルなどのツールを手がける会社のオーナーで、会社立ち上げ当初の1985年、最初のメインクライアントになったのが、オズナブリュックにあるカルマン社だったんだ。カルマン本社を訪問した際に、そこに止められていたカルマンギアを間近で触ることができて、そこでまさに一目惚れ。こんなに美しいスタイルを持ち合わせたVWの存在を知って以来、ほぼカルマンギア一筋なんだ」

と、Carstenはこう語ってくれた。

 Carstenのガレージの奥には、主にタイプ34カルマンギアのNOS、入手困難なスペアパーツがギッシリと並べられている。Carstenはヨーロッパで開催されるVWイベントはもちろんだが、それ以外のヴィンテージカーのスワップミートにも出掛ける手間を惜しまずに、こまめに足を運びながらコツコツとカルマンギアパーツの収集に励んでいる。もちろんそれらパーツは何時か必要になったときに使うため。世界中に居るであろう、パーツで困っているタイプ34カルマンギアオーナーを、サポートしていきたい。Carstenは本気でそんなことを考えている。

 毎回ドイツの熱狂的なVWのコレクターや信仰家を訪ねて思うこと。恐るべしドイツ。

出てくる数々の化粧箱入りのNOSパーツ達。Carstenは、エンジン関連のメタル類などの所望パーツを、豊富にストック。

オリジナルのピガールカラーのインテリアは、1966年型のタイプ34カルマンギア。

貴重なオプションであった、スライディングサンルーフが備わる1965年型タイプ34カルマンギア。ボディカラーはL360シーブルーのモノトーンカラーだ。インテリアもフルオリジナルを保つ1台。

ボディカラーはノンオリジナルで塗られてしまったが、インテリアは非常に珍しいティークカラーで状態が良く、衝動買いしてしまった1台。これからボディのレストア予定。

一番奥のオフィススペースからの眺めは、VW信仰家であれば夢見る光景であろう。まさに至福のひと時だ。

媒体:LetsPlayVWs 49

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