2019.03.08

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ヴィンテージカスタムの高みを極めた一台。「1953Type-1 /11G」

 レア・ヴィンテージ・エアVWクラブは、南カリフォルニアを拠点に設立されて以来、登録されているVWのレベルの高さと、積極的な活動内容で、今では南カリフォルニアだけでなく、アメリカ全土、ヨーロッパ、オーストラリア、南アフリカ、そして日本などまでにメンバーが拡散し、現在メンバー数150人に達する成長著しいヴィンテージVWクラブだ。

 基本的には1963年型までのストックまたはヴィンテージ・パフォーマンスのVWを対象にしたクラブであるのだけれど、魅力ある積極的な活動内容から、カスタムVWを所有するオーナー達からの参加希望も非常に多く、代表のFrank Espinozaが2016年になってクラブにカスタム部門も設けることを決意。レア・カスタム・エアVWクラブとして活動が開始された。ここに紹介する1953年型オーバル・ラグトップは、そのメンバーカー第1号に登録された記念すべき1台。その仕上がりクオリティとチョイスされたアクセサリーパーツのセンスなど、どれをとってもレア・カスタム・エア1号車を名乗るに相応しいVWなのである。

 オレンジカウンティのブエナパーク在住のオーナー、David Saferは、1970年代から生粋のVWGuy。現在は自らカスタムカーなどを手がけるボディショップに籍を置いてることもあり、この53オーバルは自らの手で全てのペイントが剥がされ、ボディレストレーションが行われた。ボディカラーは純正色のL11 Pastel Greenをチョイス。ボディ内外はオリジナルを重視しながら、数々の当時のオプショナルパーツで、トラディショナルなCal Lookとはまたひと味違う雰囲気を醸し出している。

 一方でエンジンリッドに収まる空冷ユニットは2,387ccのビッグモーターに、イタリアWeber 48IDAの黄金コンビネーション。足回りはOld Speedのフロントエンドで、トランスミッションはプロストリートで、いざという時は快速グランドツアラーとしてのポテンシャルも秘めている。

 数々のオプション/アクセサリーパーツで、まるで宝石箱のようなインテリア。ステアリングはスタンダード用に超レアなSTDホーンリングを装着。ダッシュセンターにはMotometerのラリーパック、さらにスピードメータ左にはVDOタコ、ダッシュ下にはBlaupunktのショートウェーブ(短波)ラジオ・アダプターもセットされる。

 スピードメーターはもちろんクリアニードルに加え、トリップ付き。さらに年代マッチのオイル交換の時期の、リマインド用マイレッジカウンターをセットした。

リアビューミラーは珍しいDimmer付き。さらにKienzle 8Daysクロックも装着。

ダッシュ裏はラジオケース、配線などの細かいところまで驚異的なディテール。美しいウォッシャータンクも備わる。

エンジンは2,387ccのビッグモーターにイタリア製のWeber 48IDA、電装系はCB PerformanceのMagna Spark Ignition。

Fuchsホールの背後にはWilwoodディスクブレーキ。

text & photo:Shin WATANABE 渡辺慎介
媒体:LetsPlayVWs 50

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