2019.03.11

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

JOGJAKARTA VOLKSWAGEN FESTIVAL WONDERFUL...

これまで日本はもちろん米独ほか欧州のVWシーンを追いかけてきたが、ついに我々取材班は東南アジアの国、インドネシアへ初上陸! 実はインドネシアとVWの歴史は意外と古く、かつてはタイプ2とThingの現地生産も行われており、多くのVWフリークが存在する。今回、インドネシア最大規模のVWイベントに潜入&徹底取材!

 インドネシアは赤道直下、ASEAN(東南アジア諸国連合)の盟主で、人口は日本の倍となる2億3,000万人、その8割近くがイスラム教信者の国だ。意外と知られていないが、1970年代にはVWタイプ2とType181のノックダウン生産が行われており、VWとの関わりも長く、いまだに数多くの空冷VWが生息している。

 今回我々が足を運んだイベントは、首都ジャカルタから500 ㎞ほど東へ移動した、ジョグジャカルタ特別州で開催された『JOGJAKARTAVolkswagen Festival (JVWF)』。2年おきに開催される同国最大規模のVWオンリーイベントである。エントリー台数はなんと、1,500台を超える。

 2日にわたって開催のメイン会場となったJOGJAエキスポセンターは、ホットロッドカスタムショーが開催されるパシフィコ横浜の展示ホールとほぼ同サイズの室内展示場で、ここが全て空冷VWで埋め尽くされるのだ。VWイベントとしては世界的に見ても最大級を誇るといってもいい。さらに室外会場にもショーカーが並び、コンサートやVWバス移動販売フードコートのコンテスト、BMXショーなどイベント内容も盛りだくさん。さらに土曜日会場は夜の10時近くまでオープン。とにかく規模も大きくエントリー台数も多いが、比較的のんびりとイベントを隈無くチェックすることが出来る。

 それにしても1,500台以上ものエントリーを誇る会場のVWたちは、スタイルも実にさまざまだ。仕上がりのレベルはピンキリだけど、それが逆にとても新鮮。アメリカ、ヨーロッパ、そして日本などからのVWアフターマーケットはまだそんなに流通していないようであるが、とにかく現地のオーナー達はVWを思う存分、楽しんでいる。その熱量というかパワーは、はっきり言って先進国諸国で盛り上がるVWイベントに全く引けをとらないものであった。それはまるで1980年代に日本で起きたワーゲンブームの時のような空気感を感じさせるのであった。

このストレッチデラックスタイプ2は、正しく数えていれば、41ウィンドウ!

ラスティルックのペイントはまるで本物!?

エアコンの効いた室内展示エリアには、高年式のカスタムも多数エントリー。ラージホイールに足回りをキッチリ煮詰めた、ワインディング仕様だ。

現地のボディショップもJVWFにブースを出展。このカルマンギアのボディは全て手作業で製作された。足りないパーツは手作業で作り上げてしまうのだ。

大好きなVWの前にゴザを敷いて、友人たちとワイワイ楽しむのがインドネシアンスタイル。現地モデルのVWは日本と同じく右ハンドル。

屋外コンサートステージでは、会場を訪れた人がビートルにサイン。来場者は、1万人以上を誇る。

屋外会場では、タイプ2の移動販売車両が20台以上集まり、フードトラックフェスティバルを開催。

1973年型1303モデルをベースに、ポルシェ911GT3スタイルのリアウィングを装着。ホイールもポルシェ純正。

フードトラックフェスティバルで、個人的にイチバンのインパクトはこれ! 日本にもタイプ2の移動販売は沢山いるけど、さすがにフレッシュココナッツジューススタンドはいない! そしてこの殻の捨て方!!

広大なJOGJAエキスポセンターの屋外カーショーエリア。タイプ2は現地生産が行われていたT2モデルが圧倒的に多数。

フードトラックフェスティバルでは、いろいろな国の料理が販売されていた。こちらはなんと、メキシカン料理を売っているベイウィンドウバス。ルーフを大きくカットしたケータリングバスだ!

EMPIスプリントスターホイールに加え、Albertスワンネックなど要所を押さえた高いレベルで仕上げられた1960年型。

インドネシアでは2代目タイプ2は現地生産。当初はドイツCKDだったが、1979年以降ブラジルに切り替わっている。

Food Bus

 JVWFでは、特設会場にタイプ2の移動フード販売車を集めてフードトラックフェスティバルを開催。インドネシア料理から、アメリカン、メキシカン、その他アジアンフードなど、さまざまな種類のフードを楽しむことができた。移動販売車の改造手法もほかの国と違ってさまざまなスタイルがあるため、1台1台チェックしているだけでも飽きないのだ! 会場は夜10時までオープンしており、多くの人たちで賑わっていた。現地の文化をするには食するに限る!

text & photo:Shin WATANABE 渡辺慎介
媒体:LetsPlayVWs 50

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