2019.03.08

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

空冷VW出戻り組が仕上げた大人のコンバーティブル「1959 Type-151」

 ハイスクール時代はマッスルカーが好きで、シボレー・エルカミーノをドライブしていたAnthony Feuntes。「その頃友人の多くはVWをドライブしていてね。ノーマルのVWは、とてもじゃないけどエルカミーノの相手にならなかったけど、これがエンジンに手が入ったVWになるとハナシは別。全く歯が立たなくて、自分もVWに興味を持つようになったんだ」。

 Anthonyは自身がメカニックとして働き始めた頃、はじめてVWを手に入れた。1958年型のVWBugだった。しかしその後Anthonyは結婚し、子供が3人出来たことで、クルマの趣味から離れることに。

 「いつかはまたVWに乗りたいと思っていたんだけど、忙しくてね。でも子供も巣立って自分の時間が出来るようになった数年前、親友が空冷VWを手に入れて、VWクラシックにエントリーしたから一緒に行こうと誘われたんだ。もう、自分が若かった頃の思い出が蘇ってきて、本当に楽しかった。これがキッカケでやっぱりまたVWに乗ろうと決心したんだ」

Anthonyは早速ベース車探しを開始。友人の伝で1959年型のコンバーティブルと出会う。

 「90年代後半から倉庫の片隅でずっと放置されていた個体で、前のオーナーがいつか仕上げようと保管していたらしいけど、結局時だけが過ぎて、譲ってもらうことになったんだ。程度はお世辞にも良いものではなかったけど、もう程度なんて何でも良かった」

晴れてAnthonyの元にやってきたコンバーティブルは、すべてがバラされ、ボディはサンドブラストで全てを剥がしフルレストレーション。シャシーはグロスブラックでパウダーコーティング。仕上げのボディカラーは1956年モデル純正のL227StratoSilverをチョイス。ブラッククロームが施されたポルシェFuchsと絶妙なマッチングを魅せる。

 こうして2016年に再びカムバックを果たしたAnthonyは、クラシックウィークのDKPクルーズナイトでデビュー。世界から訪れたギャラリーから羨望のまなざしを浴びたのである。

ダッシュ回りはノーマルの雰囲気を重視。ステアリングとノブ類は純正をブラックで仕上げた。

エンジンは1,776ccのマイルドチューンで、キャブレターはEMPIの40mm HPMXのデュアル。電装系は009スタイルのCompu-Fireイグニッションをセット。

北カリフォルニアのセレス在住のAnthony Feuntes。3人のキッズを育て上げ、再び空冷VWのステアリングを握り始め、2016年のクラシックウィークデビューを果たした。

純正よりも厚めで、メモリーフォームを使用してラグジュアリーカーのような座り心地を実現したシート。マテリアルのカラーも純正色L227 Strato Silverとのマッチングをはかっている。

Fuchsホイールはニッケルメッキで、ブラッククロームフィニッシュ。タイヤサイズはF:155/60/15、R:185/65/15。

text & photo:Shin WATANABE 渡辺慎介
媒体:LetsPlayVWs 50

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