2019.04.16

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

Wonderful Life with Volkswagen「Case 1 : ...

フォルクスワーゲンって素晴らしい! モデルごと、個体ごと、オーナーごとに個性は千差万別なれど、不思議と共通していることがある。それは、誰もがついついVWを大好きになってしまうことと、そんなVWと一緒にいる人生が楽しくてハッピーで仕方ないということ!! みんなの笑顔を見てみよう。

レースを楽しみ、仲間と集うドラッグレース生活

撮影日、レースに参加しているメンバーを中心に集まってくれた仲間たち。VW のクラブ『Bug Max』から、アメリカ車で参加する『HI COMPS Racing』など、ドラッグレースにエントリーして楽しむメンバーたちだ。私有地内でのデモランも行われ、ガレージのまわりは笑い声であふれた。

ガレージは『The HOME MASTER』中野さんの手によって作られた。ガレージドアは『レムコ』製、2台が入るスペースを確保している。左は、中野さんの’56オーバル。

 茨城県小美玉市在住の吉井一晴さん。1962年型VWタイプ1でレースに出場する、アマチュアのドラッグレーサーだ。吉井さんは昔からの空冷VW乗りだったわけではなく、数年前に初めてVWを購入したばかり。石岡市のVWショップ『Bug Max』に行ったとき、たまたま見たドラッグレースのビデオがキッカケとなり、2014年仙台ハイランドのドラッグストリップでデビュー果たした。

 このときエントリーしたSTREET COMPクラスには、合計12台のVWが参戦する激戦クラスだった。吉井さんの62年型の心臓部は、『Bug Max』小林代表が組んだ1,915cc、ウェーバー48IDA搭載するハイパワーレースエンジン。ところがいよいよ迎えたレース当日の練習中にトランスミッションを壊してしまう。

 幸いスペアミッションを貸してくれる人が現れて事なきを得るのだが、それがのちにガレージを建ててもらうことになる、友人の中野さんであった。吉井さんは緊張の面持ちでステアリングを握り、1/4マイルドラッグを経験したのだった。その後、仙台ハイランドは廃止となり、ツインリンクもてぎで開催される1/8マイルや、0-333mのドラッグレースにエントリーすることになる。2016年5月に開催された「VW DragIn.8th」では決勝に残り、ついに悲願の初勝利を飾った。

 2016年の夏には、ボディをフレークが入ったキャンディレッドでオールペイント。「Bug Max」のレタリングは左右でカラーを変えた。内装はJazzのシートをベースにカスタマイズ。キャブレターのファンネルは、ボディカラーに合わせてアナダイズ加工、ヘッドライトレンズもボディカラーとコーディネイトした。昨年12月に開催された「YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW2016」では、吉井さんのタイプ1は「Let's Play VWs」アワードに選ばれている。

 昨年吉井さんは母屋の隣に、レースカーを納めるためのガレージを建てている。ガレージビルドを行ったのは、トランスミッションの恩人『The HOME MASTER』の中野さん。ガレージのデザインを母屋とマッチングさせた2台ガレージ、という吉井さんのリクエストに応えるため、中野さんは木製の2×4材を躯体として用い、壁面は母屋と同じサイディングを採用、しかもローコストも実現している。外観のアクセントにはレッドシダーの部材をガレージの表面に使い、吉井さんの要望が存分に取り入れられたガレージは、2016年夏に完成した。

 撮影日にはレースに参加しているメンバーを中心に仲間たちが吉井さんのガレージに集まってくれた。空冷VWクラブ『Bug Max』や、アメリカ車の『HI COMPS Racing』など、ドラッグレースにエントリーして楽しむメンバーたちだ。私有地内のバーンナウト!? エリアでのデモランも行われ、吉井さんのガレージには仲間たちの笑い声であふれかえった。

 とことん、好きなことを突き詰める吉井さん曰く、まだ夢の半ば。吉井さんのゴールは、このガレージで自分でエンジンを組み、ドラッグレースでチャンピオンの座を勝ち取ることなのだ。

天井から吊るすことができるエンジンハンガーは、中野さんからのアドバイスで設置。VWエンジンブロックは軽いので、軽量鉄骨を採用。

当初の予定にはなかったが、クルマを見ながらくつろげるスペースも確保。エアコンもあり、将来は暖炉を入れて居心地を追求する。

ガレージ前の私道にて、簡単なウォーミングアップもできる、素晴らしい環境だ。

キャンディレッドでオールペイントされた、'62年式タイプ1。ドアの左右にカラーリングが異なるレタリング『Bug Max』が入れられた。ホイールは前後エルコホイール、タイヤはUSドラッグレース用タイヤ・フェニックス製ドラッグスリックを履く。

レース用にセッティングされたダッシュパネルは、AutoMeter製カーボンシリーズが入る。左からMSD、タコメーター、混合気メーター、油音、油庄メーターが揃う。

‘62年式ビートルに搭載される2,443ccエンジンを組んだのは、VWショップ『Bug Max』の小林さん。キャブレターはWeber 48IDAをモディファイしている。

クルマを通じて知り合った3人、今では公私ともになんでも話ができるよき仲間。VWが結んだ友情があり、クルマを通じてライフスタイルを楽しんでいる。

Jazz製のシートに、花柄のマテリアルを合わせてカスタマイズ。中野さんの奥様のドレスショップにて仕上げてもらった逸品。

カメラ:Masatake ISHIKO 石河正武
テキスト:Jun ISHIHARA 石原淳
媒体:LetsPlayVWs 51

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