2019.07.02

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

Wonderful Life with Volkswagen「Case 3 : ...

フォルクスワーゲンって素晴らしい! モデルごと、個体ごと、オーナーごとに個性は千差万別なのだけれど、不思議と共通していることがある。それは、誰もがついついVWを大好きになってしまうことと、そんなVWと一緒にいる人生が楽しくてハッピーで仕方ないということ。みんなの笑顔を見てみよう!

70sコレクターが選んだ1台は、オリジナル重視のバリアント

神奈川県、茅ヶ崎市。チャイルドシートを搭載して、134号線をドライブするファミリーがじつに微笑ましい。今朝の波をチェックして本日のサーフィンを謳歌するのは、弊社『Blue.』 編集部・トロピカル松村氏のライフスタイルである。

 2016年12月、タイプ3バリアントを手に入れた通称、トロピカル松村さん。このペンネームは、現在ネコ・パブリッシングで発売しているサーフィン雑誌『Blue.』編集部のスタッフとして編集業務をしているのが由来だが、14歳のときからの70sマニアとして、その世界では名を知られている一人だ。昔から憧れていたバリアントを12月に入手、家族とともにサーフィンライフを楽しんでいる。

 彼が70sスタイルの世界を知ったのは14歳のとき。独特な色使い、フォントが彼が過ごしている2000年代とは大きく異なり、その世界に魅了されたという。そのころからコレクター魂に火が付き、今や当時のサーフボードからファッション、音楽、映画、資料を集めているという筋金入りのコレクターなのだ。

 DJまでこなすトロピカル松村さんに『LET'S PLAY VWs』に登場いただいたのは、念願だったバリアントを手に入れたからだ。念願と書いたのは、アメリカで公開された映画『Lords of Dog town(ロード・オブ・ドッグタウン)』に出てくる少年ステイシーがバリアントをドライブして海に行くシーンが登場するのだが、松村さんにはその印象が強く、いつかはフォルクスワーゲン・タイプ3を手に入れたいという願望を心のどこかに抱いていたのだった。

 そんな矢先、愛車の買い替えの検討で横浜のカーショップ『ローリング』に出向いたとき、店頭に並んでいた1台に目がとまった。それがフォルクスワーゲン・バリアント。本当は違うクルマを見にいったのだが、バリアントがほしくてたまらない。奥様のスタイリスト・さおりさんに相談したところ、「せっかくなら機能性より、とことん見ためを追求しよう」ということで、ほぼ即決で2016年12月、納車となった。

 免許を取得して、今までオートマばかりを運転してきたトロピカル松村さん。納車されてからすぐにバリアントのステアリングを握ってドライブの練習をし、奥様と13か月になる昭汰くんとドライブ。「10分も練習すればマニュアル車に慣れました」というが、今でもエンジンを始動してから5分間は緊張するそうだ。

 手に入れた65年式は、幸運にも当時の純生色L568(seasand)のボディがオリジナルの状態で残されていた。休日になると尊敬する先輩が経営するサーフショップ『ホーリースモーク』で購入したアロハキャリアにボードを積んで、波乗りに家族で出かけている。波がない日でも、「バリアントで出かけることが楽しくなりました」と空冷フォルクスワーゲンのある生活がスタートした。

 1965年バリアントは、オリジナルペイントが残り、オリジナルインテリアが残されたまさに奇跡のような1台であるが、この剥げたボディペイントのパティナが気に入っていると松村さん。ボディには錆などがなく、バッテリーのパネルなども腐っておらず、前オーナーが大切に保管して、このスタイルで乗り続けてきたことが窺える1台である。

 まさにヴィンテージスタイルがライフスタイルというオーナーのもとに嫁いだバリアントは、これからもカスタムされることはなさそうだ。家族の理解を得てVWをドライブする姿は、あたり前のようで実はあまり見ていない姿と感じるのは筆者だけだろうか? 

 ホームタウンは由比ガ浜というトロピカル松村さん。ぜひ、海で見かけたら70sの話で盛り上がってほしい。たぶん、ヴィンテージのボードに惜しげもなく乗って、波と戯れているはずだ。笑顔でバリアントをドライブする松村ファミリーは、VWを通じて理想のライフスタイルを手に入れた好例だろう。

アロハキャリアに60年代後期に流行したCON SURF BOARDのThe Uglyと、70年代に流行したハワイアンプロデザインのラリーバートルマンを搭載してきたバリアント。まだ13か月の昭汰くんの指定席は、後部座席のチャイルドシートである。バリアントの乗り心地はお気に入りの様子だ。

トランクルームに搭載されるのは、ウェットスーツやビーチマットにシャワータンク。前の愛車のトランクルームが小さかったことから考えれば、荷物の積載量は格段に上がったようだ。

134号を波を求めて走るバリアント。ノーマルの鉄ホイールもお気に入り。カスタムは、リアウインドウにステッカーを2枚貼る程度にとどめている。

1,600ccエンジンが搭載される1500S。そのパワーはノーマル45馬力に対して54馬力を有していた。インテリアのシートもきれいな状態でキープ、美しい個体である。リアシートのチャイルドシートは、息子さんが大きくなるまでの指定席だ。

カメラ:Dan KOMATSU 小松男
テキスト:Jun ISHIHARA 石原淳
媒体:LetsPlayVWs 51

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