2019.06.13

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

微笑みの王国で繰り広げられる、VWショー。「The ONLY VW SHOW i...

本誌前号にて初めてインドネシアのVWシーンをお届けしたが、東南アジアのVWレポート第2段は微笑みの国タイ王国! ここタイには1953年からVWが輸入されており、今でも数多くの空冷VWが生息しているワーゲンカルチャーに満ちあふれている国なのだ。欧米や日本のVWシーンとは全く異なる、神秘なるVW文化をお楽しみあれ!

トロピカルな気候の下で生き延びてきた、ラスティ&Lowriderな1961年型タイプ1。ホイールはクロームRadarだ。

 1947年にはじめてビートルがオランダに輸出開始されて以降、ヨーロッパ諸国をはじめ、北米、南米、アフリカなど、VWは瞬く間に世界の様々な国々に広がっていった。アジア諸国の中では日本で1953年からVWの輸入がヤナセによって開始されているが、実はタイ王国でも1953年からVWが輸入開始されおり、古くからVWカルチャーが形成されてきたアジアの数少ない国のひとつなのである。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国、人口は日本の約半分ほどで、現在では自国で自動車生産も行っているタイ王国。自動車に対する憧れや熱量は非常に高く、多くのエンスージャストが空冷のクラシックVWを楽しんでいるのだ。さらに近年平均収入のレベルの上昇につれ、欧米や日本から空冷VWパーツの輸入購買力も年を追うごとに上昇しており、パーツ市場としてもタイ王国は世界のパーツベンダーからの注目度も高くなってきているようだ。

 今回我々取材班が足を運んだイベント「The Only VW Show in Thailand」は、はタイの首都バンコクのスワンルム・ナイトバザール複合商業施設の屋外エリアを、まるまる占拠。カーショーといえば早朝スタートがお約束だけど、こちらタイのイベントは昼過ぎからエントリーカーがちらほら集まりはじめ、本番はなんと夕方以降。オールナイトでイベントが開催されるというのだ!

 熱帯気候であるタイの昼間は、気温も30度をゆうに超えて湿度も非常に高いので、夜にイベントを開催した方が遙かに過ごしやすく、より楽しむことが出来るのだ。それにまるで祭りの夜店とVWイベントが融合したかのような雰囲気は、他の国のVWイベントでは味わうことの出来ない特別な体験だ。

 子供の頃に夏祭りに夜店連れて行ってもらった時のような、なんとも言えないワクワク感、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚。日本では見かけることのないユニークなカスタムやオリジナルのVWを楽しみながら、充実したスワップミートでパーツハンティング。

 そして会場には、様々なローカルフード&ドリンクを楽しむことが出来るVWのケータリングバスも多数参加し、心も胃袋も満たされ、何だかとっても幸せな気分。それもそのはず、さらにタイの人たちはとても温厚&フレンドリーで、しかもここにいる人々はみんなVWが大好き。心が通じないわけがないのである。やはりVWは世界どこでも共通のフレンドシップ言語なのだ。

タイ王国に正規輸入された、右ハンドルの1958年型タイプ1をオリジナルのL351コーラルレッドで、レストア。ウィンカーなしセマフォー&ヨーロピアンバンパーの仕様だ。

タイ王国のVWシーンにも、様々なスタイルのVWが会場を訪れたが、世界的にトレンドとなっているAPアプライアンス・ペーサーホイールで絶妙なフォーメーション。スプリット用のようなプレスが入るバンパーもクール。

夕方からが本番!? オールナイトVWイベント in Thailand

バンコク郊外のVWショップ、B.P. Garageは10台のCal Lookビートルを引き連れ、イベント会場へ。フロントフードに張られる王冠のステッカーは、先日崩御されたプミポン国王に哀悼の意を表すためのものだ。

会場のメインストリートでは、エントリー車の前でいろいろなお店が広げられ、物欲と食欲がそそられる!

タイ王国に正規輸入された1962年型タイプ1。内外装、ラグトップまでオリジナルが維持されている貴重な個体だ。

まるで純正カラーにラインナップされていてもおかしくないような、美しいパープルメタリックのカラーコンビネーションでレストアされたカルマンギア。タイのレストレーションショップでは、ボディパネルを職人がハンドビルド製作しており、技術レベルも高い。

会場となったスワンルム・ナイトバザールには巨大恐竜の展示もあり、まるでアミューズメントパーク。

タイではT3、つまりバナゴンの人気もすでに高く、車輌の価格も高騰している。特にシンクロモデルは価格高騰は世界的だ。

日が暮れてから一気にスワップミートの出店も増えてくる! 古くからVWが生息していただけあって、NOSパーツの掘り出しモノも出てくるぞ!

イベント会場のスワンルム・ナイトバザールのメインストリートは、夜になるとスワップミートベンダー達ががまるで夏祭りの屋台のように並び、訪れる人の数も時間を追うごとに増えていく。VWバスのケータリングではローカルフードだけでなくアルコールの購入も可能なので、大賑わいとなった。会場は商業施設なので、一般のショッピング客もVWイベントを楽しんでいるようだ。

早朝スタートで昼過ぎにはお開きという健康的!? なアメリカンスタイルのカーショーとは真逆。夕方スタートのオールナイトイベントという、一般的なVWイベントとは全く異なるフォーマットの「The Only VW Show in Thailand」。ほかのイベントでは味わうことの出来ない特別な体験が待っているぞ。

媒体:LetsPlayVWs 51

NEWS of IN THE LIFE

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH