2018.08.16

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

想像以上で必要にして充分。最高に面白い「1923 H-D J Cutdown/P...

やみつき必至のカットダウン。

 オフィシャルユニフォームの企画/製造という形で今期のTROGに携わった、アパレルレーベル「FREEWHEELERS」デザイナーの安井"Sushi"篤。

「現地に着いた直後、台風の影響で1週間延期になったと聞かされた時は正直途方にくれました。でも待ちに待ったレース当日は快晴で、楽しみに待っていた多くの人が、それこそ世界各地からワイルドウッドに集まってくれた。そして、まさにこれからレースが始まろうという瞬間、ボクはスタートポストの横にいたんです。

 ふたりのライダーとトラッククルー、そしてチェッカーガール。時間が止まったような気がした。その時に視界に写っていた彼らが身につけるウェアのすべては、ボクが手がけたものだった……あの瞬間の感動は一生忘れないでしょう」。
 
 その彼がビーチレースを走るために製作したのがご覧の1台。ノースカロライナの若きF-Headマスター、マット・ウォークスラーが手掛けた1923年式のCutdownだ。今年の3月、カナダでマットにあった際、秋のTROGに出走することを前提でオーダーしたというレーサーで、製作者のマット曰く、「今回俺が持ってきた3台の中でSushiの23Jが一番速い」とのこと。

「車両との初対面はレースの前日で試走はレース当日の早朝というメチャクチャなスケジュールでした(笑)。ただレースと言っても時間的にはゆるいレースだし、トラブルさえなければそれなりの本数を走れるから、クセや挙動を体で覚えながら徐々に慣らしていった感じ。ただボクはホットロッドでもエントリーしていたので、二輪と四輪の頭を切り替えるのに忙しかった(笑)」。

――気になる乗り味は?

「何といっても車体が軽い、それはもう驚異的なほどに(笑)。なので路面が悪くても非常にコントローラブルだった。パワーも想像以上で必要にして充分。全てはビルダーであるマットのおかげですが、Cutdownは最高に面白い。完全に病み付きです」。

ROLLER magazine vol.17

Period Modifiedのマット・ウォークスラーが半年でゼロから組み上げたCutdown。排気量61ciのエンジンは1923年式H-D Model-Jで、吸気はシェブラー、点火はボッシュのマグネトー。トランスは同年の3spを搭載。

フロントエンドは1929 H-D JDH用のI-Beamを選択。1920年式の純正フレームをカットダウンしてネック&シート位置をロワード。F21/R19のホールセットから生まれるアウトラインは、一片の贅肉も見当たらないボクサーを彷彿させる。

「初参加だったけどこれほど素晴らしいレースだとは思わなかった。クルマもバイクもトップクラス、間違いなくもっともっとデカいイベントになるね」と話してくれたマット。ランの合間のピットにて。

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