2019.01.25

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

住宅のプロに聞く、旧車のためのガレージづくり「Volkswagen &...

『ヘッドロックモータース』にて仕上げられたルビーレットでオールペイントまで施された1964年式タイプ2。ニューラバーを使い、エンジンも1600ccで好調な個体が展示される。

岩手県に新築されたビルトインガレージに収められたのはルビーレッド(L465)でオールペイントされた1964 年式タイプ2。旧車には、旧車ならではのガレージづくりのポイントがあるので、担当者に話を伺って今後のプランに役立てたい。

 岩手県盛岡市。『セルコホーム岩手中央』の展示場に、タイプ2が入ったガレージハウスが竣工した。ガレージには仙台のVWショップ『ヘッドロックモータース』が仕上げた1964年式タイプ2が、ニューペイントになって入庫している。オイルなど漏れる可能性がある旧車のためのガレージのポイントを伺った。

オイル漏れしても染み込み防止ができるスタンプコンクリートを施工しているが、ふき取りが面倒な場合にはオイルパンなどで対処する。

展示場のガレージは和室からクルマが眺められる。この場合、窓の密封も気を使い、排気ガス漏れを対策したい。

 まず、ガレージで何をしたいかの目的を考えてみてください。メンテナンスなどの作業をするのか、母屋からクルマを眺めていれば満足するのかなどにより仕上げ方、導入する設備に差が出てきます。ただし、基本を押さえておけばあとでアレンジできるので安心です。では、その基本とは何でしょう?

 まずフォルクスワーゲンをはじめ、旧車と呼ばれるクルマはオイル漏れの心配があります。そこでモルタル仕上げのままですと、オイルが染みて汚れてしまいます。できればさっとオイルを拭ける仕上げにしましょう。ここ、MORIOKA BASEの場合はデザインコンクリートを施工しています。 

 また排気ガスもガレージに籠らないような対策が必要です。換気扇が1基でもあれば問題ないと思います。またエンジンの調整をする場合にはガレージドアは開けっ放しにして一酸化炭素中毒にならないように気をつけてください。あとはライティングです。スポットライトのほうがクルマが恰好よく見えますが、クルマのメンテをする場合は断然蛍光灯のほうが手元が明るくなります。ここが、ガレージを使用する目的の重要なところになります。

 また、よく使う工具やウエスなどは手に取りやすい位置にあると便利です。もちろんクルマに対しては広いスペースが必要ですので、幅は左右に1m余裕があるのが理想です。あまりキチキチにクルマを入れると、車庫入れがおっくうになるほか、乗り降りが不便です。

 展示場のタイプ2が入ったガレージは、本来は2台が入るスペースを確保したので余裕があります。そしてガレージからシャッターを開閉しないでも母屋にアクセスできるで雨の日でもストレスになりません。和室からガレージが見えるような設計としたため、主がガレージで作業をしていてもコミュニケーションをとれるようになっています。

 いずれも家族と相談のうえガレージの計画をすることがベストです。展示場ではアメリカンな雰囲気のガレージをコーディネートして参考になるように展示しています。カナディアンスタイルのレストランも併設しているので、ぜひお立ち寄りいただき、VWやガレージの話ができればと考えています。

ガレージのストレージ内に設けた作業台はじつに簡易的なもの。ホームセンターで購入した木脚に天板を設けたものでも作業は充分に可能。

「Straight」製のデスクに設けられたフックには、頻繁に使う17mmと8mmのメガネを用意。ウエスもストックしておくと便利だ。

コスト○や工具専門店で販売しているショップタオルも、ストックしておくと便利だ。

ガレージの面積に応じてだが、バーカウンターがあると雰囲気は大きく変わる。ちょっとした自作も可能なのがうれしい。『セルコホーム岩手中央』の中野さん(写真中央)に、ガレージのコンセプトを丁寧にしていただいた。動線をしっかりと考えて設計されていることがよくわかる。

カメラ:Dan KOMATSU 小松男
テキスト:Jun ISHIHARA 石原淳
媒体:LetsPlayVWs 51

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