2018.08.07

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

米国旧二輪車界きってのサラブレットが駆る一台。「1916 H-D Model-J...

知られざるF-head Cutdownのポテンシャル。

 「然るべき者がきっちりリビルドしたF-Headエンジンは、ナックルやフラットヘッドと同様に、乗り手にスリルを与えてくれる。内燃機関も設計上、OHVに比べシンプルで稼働部品も少なく、その分加速も意外なほどクイック。その上シャーシーがカットダウンならば、そのポテンシャルは耕運機に毛が生えたようなノーマルのJ系とは似て非なるホットなフィーリングになるんだ。

シート位置も低く低重心で取り回しもイージーかつ俊敏。さらに高速走行時は安定感を発揮する。これがカットダウンの知られざるアドバンテージさ」。
 
 父親の影響で物心付く前からヴィンテージバイクに触れてきたマットは、サウスダゴタの若き旧車狂マット・オルセンと同様、米国旧二輪車界きってのサラブレット。ちなみにマットも過去Born Freeの招待ビルダーに選出され、ガッツリと作り込んだIndianを出展している。マット・オルセンとマット・ウォークスラー、そしてラムジー・アレン。

――F-head のエンジン特性とポテンシャルの可能性は?

 「 意外かもしれないけど、低速時のトルクは粘りがある。もちろん今時の高回転型のエンジンのようには行けないけれど、それでもパワーフィールはRPMの高低に関係なくステディーなんだ。パフォーマンスモデフィケーションをしっかり考慮してビルドしたF-headなら、今のハイウェイでも流れをリードできる車両になりうるとオレは思っている。

 H-Dのどのビッグツインよりも遥かに軽く、パンチのあるモーターを擁している。それが100年近く前に設計されたF-head Cutdownというモーターサイクルのプロフィールだ」。

1917年のH-D純正フレームに手を入れ、 ネックからシート位置をロワードし低重心を確保。ホイールセットはF21/R20。 1916年式のJモーターは排気量61ciでマット自身がリビルド。ピストンはOld Fordの直6のそれを流用!キャブはシェブラーで点火はボッシュのマグネトー。 トランスはModel-Jの純正3速を搭載。

Photographs:Ken Nagahara
Text:Gonz (満永毅)
媒体:ROLLER magazine vol.17

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