2019.02.04

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

Not a joke, but a suprisingly good motor...

 1960〜70年代、南カリフォルニアを筆頭にアメリカでは、VWシャシーベースのキットカーやタイプ2のキャンパーコーバージョンを製作するメーカーが数多く存在していた。その代表格、パイオニアとしては、ポルシェ356スピードスターを製作したインターメカニカ社、タイプ2パネルバンベースにキャンパーに仕立てたSundial社などがある。

 ご覧のなんとも可愛らしいVWビートルベースのモーターホームもオレンジ・カウンティ出身のコンバージョンVWである。Super Buggerと名付けられたビートルベースのモーターホームを製作したのはSuper Camper社で、当時のキャッチフレーズは、「ジョークじゃありません。驚くことにかなり優れもののモーターホームです」。というモノであった。実際そのなんとも愛くるしい出で立ちとは裏腹にSuper Buggerのキャビンに入り込むと、そのユーティリティの高さに驚かされるハズだ。

 オリジナルのウィンドシールド以降のボディはバッサリと切り取られ、ホイールベースはそのままにビートルシャシーのフロア面積を拡大。本格的なモーターホームキットへ換装されている。リアキャビンスペースには、ガスレンジ、シンク、冷蔵庫、キャビネットなど本格的なフルキッチンが備わる。さらにテーブルを折り畳みシートをアレンジすれば大人2人がゆったり横になることが出来るベッドも出現。フロントシート上部にもベッドが備わり、とてもビートルベースとは思えないスペースユーティリティを実現している。

 現車は数少ない現存車の中でも最もオリジナルの姿が忠実にレストレーションされている1台である。オーナーのLee Williamsは、なんと初代DKPメンバーで、現在ではオリジナルの1957年型オーバルも所有しているVWフリーク。このSuper Buggerはワシントン州のRVディーラーで20年以上眠っていた個体で、Leeが前オーナーを2年間説得して譲り受けた1台。Leeの元に来てからオリジナルに忠実にレストアを施され、現在ではカリフォルニアのVWイベントでギャラリーを愉しませている。

 オーナーのLee WilliamsはDKPの初代メンバーで、リタイヤ後はセコイヤ国立公園に程近いレイク・イザベラに在住。このSuper Buggerと1957年型オーバルをイジりながら、数多くのイベントにもエントリーしてVWライフをエンジョイしている。キャビンリアセクションはタイプ2キャンパーを凌ぐとてもビートルベースとは思えない広大なスペースが確保され、ガスレンジや冷蔵庫、シンクも備わる本格的なキャンパーに仕上がっている。

 インテリアは当時の雰囲気を忠実に再現するため、カーペットやシートマテリアルも当時モノに拘って選択。タイムスリップしたかのような雰囲気が醸し出されている。

 Super Buggerは『Hot VWs』誌の1976年1月号の表紙も飾っている。エンジンは1969年型のストック1,600cc。ホイールも当時のオリジナルが素晴らしいコンディションで維持されている。オーディオは当時モノの8トラックラジオ。こちらも完動品。ボディリアは大幅にワイド化されている。

媒体:LetsPlayVWs 52

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