2019.04.24

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

後期モデルのカラーを纏ったスプリットウィンドウ・カスタム。

 ここ数年のフォルクスワーゲン、特にタイプ2やコーチビルド、そしてタイプ1初期モデルの市場価格の上昇で、貴重なモデルは仕上げる際、どうしてもオリジナルを忠実にレストアするケースが多い。というのも貴重なモデルはオリジナルか否かで取引価格に大きな影響を及ぼすので、あらたに貴重なモデルをベースに手を下すには、相当な覚悟が必要になってきているのだ。そんな状況で、スプリットウィンドウがカスタムプロジェクトのベースとして対象になるケースは年々少なくなってきている。

 今回登場願ったのは、そんな貴重なスプリットウィンドウモデル。カリフォルニア州サクラメント在住のオーナーのChadd Townsendは、貴重な1952年型前期モデルをベースに惜しげなくカスタムを施した。

 Chaddは10代の頃から空冷VWをドライブし、現在では7台のビートル、2台のタイプ3、そしてカルマンギアを所有している。そんな重度なVWフリークであるChaddは、'52スプリットウィンドウをパンオフしてフルレストレーション。ボディカラーにはスプリットウィンドウ世代のカスタムでは年代マッチの純正カラーを選択することが多い中、Chaddはなんと後年モデルのL282 Lotus Whiteをチョイスした。これが意外や意外、1952年型のスプリットウィンドウにも見事なマッチングを見せている。

 インテリアは快適性とドライバビリティを両立したカスタムシートをチョイスしたかったが、スプリットウィンドウ独特の上質な雰囲気を失いたくなかったChaddは、シートはスキャットのプロ90シートをチョイスするが、オレンジカウンティのWest Coast Classic Restorationsに依頼してマテリアルを年代マッチのスプリット用オリジナルマテリアルに張り替えている。スポーティなカスタムシートにも関わらずヴィンテージな雰囲気も漂う、味わい深いインテリアに仕上がっている。

WCCRがスプリットウィンドウ用のマテリアルで張り替えた、Scat製のプロ90バケットシート。シートカバーが純正に変わるだけで、まるでオリジナルのような雰囲気にあふれる魅力的な仕上がりだ。

ダッシュ下にはBambusトレイをセット。そこに貴重なBlaupunkt製のスピーカーをなにげにレイアウト。

オーナーのChadd Townsendは、空冷VWを10台も所有するVWフリーク。カリフォルニアで開催されるVWイベントにこの'52スプリットウィンドウを、トレーラーではなくドライブして積極的に参加している。セマフォーは視認性の高いLEDで点滅式を装備しており、フロントのサスペンションはOld Speedフロントビーム&ドロップスピンドルをインストール。リアはアジャスタブル・スプリングプレートで絶妙なスタンスを実現している。Fuchsホイールはフロントに4.5J、リアは6J(タイヤF: 155/60-15、R:185/60-15)。ペダルはカスタムアルミビレットをインストール。

Chico Performance Racingで組まれたエンジンは、ストリートでデイリードライブにも使えるよう排気量は1,776ccを選択。これにWeber 44IDFを組み合わせ、電装系はCBパフォーマンスのマグナ・スパーク2をインストールした。

オリジナルのバットウィングステアリング、スピードメータープレートをブラックで仕上げ、オリジナルのヴィンテージテイストを重視しながらも、スポーティな雰囲気も醸し出すことに成功している。

媒体:LetsPlayVWs 52

NEWS of IN THE LIFE

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH