2019.05.22

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

イタリアの伊達男が憧れるカリフォルニアンBaja「1968 Type-113」

 北イタリア、パルマ郊外のモンテキアルーゴロから遙々1,100㎞以上! 気心知れたVW友達と自走でベルギーのChimay(シメイ)で開催された「ヨーロピアンBug-In(EBI)」にやってきたGiovanni Ferrari。彼とは以前のEBIで出会い、フェイスブックですでに友達となっていて、このバハバグの製作の模様とシメイまでの道のりをフォローしていたのだけれど、まさか道中で出くわすとは! 

 筆者はドイツからベルギーへ入って、まもなくシメイへ。Giovanniたちは1,100kmの道中の汚れを落とすためにシメイ近くのコイン洗車場へ。偶然出くわした筆者とGiovanniご一行は、すぐに意気投合して早速撮影を開始した。それにしてもGiovanniはイタリア人のくせにVW、しかもキャルルック馬鹿ときている。しかも現在、所有しているVWの数はなんと35台!!

 Giovanniの普段の仕事はサラミを作る職人。ハードワークだけど毎日3時までしか働かなくて良いから、仕事のあとは毎日ガレージでVWいじりに精を出しているんだそうだ。一体世の中どうなっているんだ!?

 今回Giovanniがシメイにドライブしてきたのは、完成したてのBajaバグ。ボディサイドに入れられるサンディエゴPeyote's Baja Shopのサイン。えっ! そんなショップ、サンディエゴにあったか!? これはなんとGiovanniの完全なる想像の世界で描かれた架空のショップ。

 それにしてもそのカラーのセンスといい、ロゴのセンスといい、かつて本当にあったんじゃないかと思わせるほどのリアリティが漂う。カリフォルニアを憧れる者は、時にして現地ローカルよりも、本場の味を引き出すことが出来るのかもしれない。

Glassworksのルーフスクープが象徴的なボディのカラーは、全てVW純正カラーでコーディネイトしている。ナローアイ・バハ・ボディキットで仕上げられている。リアの灯火はLucas 488。サイドブレーキは左右独立させ、メカニカル・ステアリングブレーキ機能を追加。シフターは当時もののSuperior Quick Shiftを投入。ファイバーグラス製のフロントフード内もキッチリとディテーリングが行き届く。エンジンは1,600ccのシングルポート。キャブレターはホーリー300CFM。デスビは年代物のTreuhaft 010。エクゾーストはEMPI BAJA 1 1/2スティンガー。バルブカバーも当時もののRIMCO。

ボディとサイドのグラフィックに使用されたカラーは、VW純正色のL13K Sonnengelb、L20E Signal Orange、L90D Pastel White、そして仕上げはBeaver Brownのメタルフレークだ。フロントサスペンションは12 1/2インチ、リアは14 1/2インチのグラウンドクリアランスを確保。930CVジョイント、ケーファーカップバー、EMPIトランアクスルマウントを装備する。フロント 5J、リア7Jの15インチタコマホイールに組み合わせられるタイヤはフロント6.40-15/リア235/75-15。

ステアリングはSuperior "The 500"ウッド。カーペットはココマットをカスタムフィット。ブラウン・ベージュのパターンが1970sテイスト満載のシートは、ファイバークロス製のバケット。シートフレームはDeano クローン。リアシートもファイバークロス製。ダッシュセンターは丁寧なボディワークでVDOの52mm油温、油圧、そしてタコメーターをマウントしている。

text & photo:Shin WATANABE 渡辺慎介
媒体:LetsPlayVWs 52

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