2018.08.28

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

エンジン&ミッションをクロームアウトした実にクリーンな1台。「1961...

古のスピードスターから得たインスピレーション。 北米大陸のほぼ中央に位置するネブラスカのビルダー・エリオットが 約1年間費やし、フィニッシュさせた61年式のデュオグライド。 緻密なディテーリングと気の遠くなるようなポリッシュワークはBorn Free 7thのピープルズチョイスアワードへ結実する。

 今期ボーンフリーのピープルズチョイスに選出されたご覧のパンヘッドは、フューエルタンクとフェンダー、そしてエンジン&ミッションをクロームアウトした実にクリーンな1台。
 
 ビルダーのエリオットは車両のコンセプトをこう表している。
 
"I had a lot of inspiration from early Harley race bikes such as the WR, KR, and KRM. I wanted to build a clean bike that looked like it came from the factory, utilizing a completely stock uncut frame , and being very conservative in style____"

 アウトラインの要となる骨格は1961年式のH-D純正、すなわちDuo-Glideのスイングアームフレーム。ビルダーは骨格に一切手を加えず、ここまでスッキリとしたシルエットを具現化している。リジッドフレームにも引けを取らない端正なラインは、その実緻密に手が入る外装とそのフィッティングの妙だ。
 
 セパレートタンクはナックルヘッド用を3インチナロードしたワンメイクでタンク底面、ロッカーカバーとの接点に"逃げ"を作り、限界までスラムド。リアファンダーもナックル用をナロード後にクロームアウトして装着。
 
 見所はエンジンにも潜む。クロームのシリンダーヘッドやケース、エングレイビングが踊るロッカーカバーやマグネトーに目を奪われるが、Harold’s USAのスペシャルマニホールドを介して左右双方に突き出る、2連装のリンカートM53に注目。ちなみに燃料はガソリンではなくアルコール(メタノール)仕様だ。
 
 車体左側の見所となるプライマリーカバーもHarold’s USAのアルミキャストをミラーポリッシュ後にクロームメッキを施している。
 
 いにしえのレーサーをイメージソースとするエリオットの61FLHは、50年代より続くアメリカンクロームバイクの到達点といえる。

フロントエンドは39mmのテレスコピックと23インチのクリンチャーホイールのコンビ。インターナルスロットが潜むハンドルバーはHarold’s USAが製作を担当。一方リアセクションはワンメイク・サ スペンションと連動するスイングアームに19インチホイールをセット。クロームメッキとのコントラストが印象的なカラーはChris Hansonが担当。塗料はHouse of Kolor のKandy Brandwineとのこと。

Photographs:Ken Nagahara
Text:Gonz (満永毅)
媒体:ROLLER magazine vol.17

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