2018.10.19
  • PR

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

LIFE with FILSON フィラデルフィアのフィッシャーマン・ダンを訪ね...

ダンが使うバス用のタックル。フライケースの中にはコミカルで大ぶりなバス用のフライが収まっている。Fishing Pack¥44,280

アメリカを代表するアウトドア・クロージングブランド「FILSON」の質実剛健な世界観を本場アメリカで取材する連載『LIFE with FILSON』。今年はアメリカ東海岸を旅して、趣味を楽しんでいる人を訪ね、彼らの外遊びやライフスタイルを取材。話題の街の注目ショップ、ローカルのおすすめフード、耳寄り観光情報なども取り上げる。東海岸編の1記事目は、タトゥーだらけのフライフィッシャーマン!?

アメリカのリアルな今を探る、東海岸トリップ

毎年HUNT誌面で掲載してきた人気企画「Life with FILSON」。その第4弾をWeb HUNTにて掲載する運びとなった。
同企画は、アメリカを代表するアウトドア・クロージングブランド「FILSON」の質実剛健な世界観を本場アメリカで取材するというもの。趣味を楽しんでいる人を訪ね、彼らの外遊びやライフスタイルをレポート。加えて話題の街の注目ショップ、ローカルのおすすめフード、耳寄り観光情報なども取り上げて、多くの写真と共に約2ヶ月に渡って連載する予定だ。

今度の舞台はアメリカ東海岸。フィラデルフィアから北上し、ペンシルバニア、ニューヨーク、マサチューセッツ、ニューハンプシャーを通過、最後はメイン州に抜けるロングトリップ。その取材旅行を経て収集した、最新のアメリカのアウトドア事情をお届けする!

古きを愛するタトゥーアーティスト

高校を卒業してすぐにタトゥーを入れに行ったという筋金入りのタトゥー男であるダン。グラフィックアーティストとして活動した後、師匠にタトゥーの師事を受けて独立。今では世界中から注目される彫師のひとりとなった。

本連載第1回目となる記事はフィルソンを愛するひとりの‟フィルソンガイ‟の話。

大小の湖が点在するペンシルバニア州の田舎町、ホーリー。この町一帯は別荘やコテージが立ち並ぶレイクリゾートで、夏場は水辺のレジャーで賑わい、秋には色ずく紅葉を見に都市部から人がやってくる。街に続く道沿いには隠居がてら趣味で始めたであろうアンティークショップがちらほらあり、都会の喧騒とはかけ離れたのどかな雰囲気が漂っている。メインストリートは木造の商店が道の両脇に並んでいて、いかにもオールドタウンといった様子だ。

そのうちの一軒、我々が訪れた「AMERICAN HOUSE」はファニーな大男 ダン・サントロが経営するタトゥースタジオ。ダンはトラディショナルスタイルを得意とするタトゥーアーティストで、ホーリーに来る以前はNYを拠点としていたが、1年半前に自然豊かな彼の地に移住してきた。

「ペンシルバニアのこの辺りは大規模なフリーマーケットがあって、奥さんも自分もヴィンテージが好きでこの街に来ていて気に入って。今は3歳の娘と4ヶ月の息子がいるし、NYのど真ん中より子育てするのにもいい環境だと思ったんだ。それに家の目の前はすぐ湖だから、釣りをするにも最高なんだよ」

そう話すダンは、身体中にタトゥーが入ったイカツイ見た目とは裏腹に穏やかで優しい人柄。柔和な性格もあって、のんびりできる田舎暮らしを始めたというのだが、別に彼は世捨て人のヒッピーというわけではない。

タトゥーは基本的に一生残るものだから、入れる人は自分がお願いしたい柄や好みのアーティストを見つけて入れてもらう。だからダンにタトゥー入れてもらいたい人はペンシルバニアの田舎町にだってやって来る。だったらNYにスタジオを構えてなくてもいいじゃん、というのが彼の言い分。実際、そう言えてしまうくらい彼のタトゥーは特別で、だから本当にに世界中からお客がやって来るのだ。

壁にかかっているコレクションの中には、アメリカンタトゥーの父と呼ばれるキャップ・コールマンが描いたオリジナルのフラッシュも。

ダンのタトゥースタジオに入ると、壁一面に彼の描いたタトゥーフラッシュ(デザイン画)や、今となってはヴィンテージとなっている伝説の彫師たちが描いたフラッシュが額装されて飾られていた。

一口にタトゥーと言えど、当然様々なモチーフがあり、アーティストによってもテイストが違う。例えば日本であれば和彫りがあり、アメリカにはアメリカントラディショナルなタトゥーがあり、ある所では民族伝統のトライバルタトゥーがある。それゆえ人によってはそれぞれの土地を巡って、その場所の伝統的なタトゥーを彫ってもらう者もいるという。

スタジオ内はシンプルで作業台と資料棚、ちょっとしたソファー以外は置いていないが、ヴィンテージで統一されたインテリアが重厚な雰囲気をつくっていた。

アメリカのタトゥーカルチャーは20世紀初頭水夫がお守りとして入れたことから始まり、軍人を中心に広がっていった。

「僕のおじさんはタトゥーだらけの海軍の兵士で、こどもの頃からそれを見ていてタトゥーに憧れていたんだよ」

タトゥーのルーツを大切にしたいという想いもあり、ダンがよく施術するデザインは昔からある鷹、錨、剣、星、国旗、猛獣、女性、ドクロ、インディアンなどのアメリカンなもの。ダンの作品の特徴は太くてシンプルな線と、点描による独特の陰影、濃い発色が特徴だ。トラディショナルなものに自分流のアレンジを加えていった末にダン流のタトゥーティストが築き上げられたわけである。

本人曰く、深く墨を入れているので一生ハッキリとグラフィックが残るのだという。その力強いタトゥーに惹かれ、アメリカはもちろん、オーストラリアやヨーロッパ、台湾、そして日本からもわざわざ足を運ぶお客も少なくない。

ヴィンテージのフラッシュ。フリーメイソンをはじめ、入れ墨は様々な団体のメンバーが会員の証として彫ることあったという。

湖畔の家で暮らすダン一家の生活

人見知りするお年頃の子どもたちと快活なサントロ夫妻。

ダンの自宅はスタジオから車で20分ほど走ったところにある、大きな湖を望む森の中。家の中にお邪魔すると、2人の子どもと奥さんが出迎えてくれた。

「散らかっていてごめんなさいね! 近々隣町にアンティークショップを開くんだけど、その商品も置いちゃっていて……。雨で釣りに行けないのが気の毒だけどゆっくりしてって」

育児に開店準備に忙しい奥さんは笑いながら話す。ダンの趣味もあり、奥さんはブルックリンでアンティークショップを開いていたこともあり、家のインテリアは古いものばかり。商品だと言っていたアイテムたちは素人目にはどこの国のものなのかも、どのぐらい古いものなのかも見当もつかない。ただ確信を持って言えるのは、新しくできるショップは面白いものが売られるだろうということだけ。

玄関先の飾り棚にあったスカルの置物たち。タトゥーアーティストとして、ダンがドクロを不気味なものでなく想いの詰まったモチーフとしても捉えていることがわかる。

誰に見せるわけでもなくひっそりと湖を眺められるベランダに掲げられた自作のアート。

家から数分で竿を出せるという好立地を生かし、時間があるときはフライとルアーで釣りを楽しんでいるダン。すぐ近くの湖ではブラウン、ブルック、レインボーといったトラウトから、大型のパイク、スモールマウス、ラージマウスバスまで大型の魚種が居ついていて、ビッグファイトがすぐに楽しめる環境。日本ではあまり日の目を見ないフライでのバス釣りだが、アメリカでは益々ポピュラーになっていて、ダンも最近はもっぱらフライでバスと遊んでいるそうだ。

生憎外から激しい雨音が聞こえていて、彼が釣っている姿を取材出来なかったが、かわりに家で彼の釣り道具を見せてもらった。ダンは子供の頃からずっと釣りを続けていて、海釣り、湖でのルアーフィッシング、渓流でのフライフィッシングなど、フィールド毎に色んな釣りを楽しんでいる。

彼が来ていたTシャツはグレイトフル・デッドのバンドTで、L.L.Beanならぬ”L.L.Rain”のグラフィック。取材当日の天気への皮肉も含んでいるし、彼のセンスにつくづく脱帽。

これらはトラウト用でつかっているタックル。渓流用のリールはORVISの定番CFOⅢ。湖用のリールはSAGEの大口径リールCLICKシリーズ。ロッドは共に9フィートを使用。フライは派手めなウェットフライを使うアメリカらしいスタイル。フライボックスを入れているバッグはフィルソンだ。

バス用のフライは巨大! 「ストリーマー系のウーリーバガーがよく釣れるので使う事が多いけれど、バスバグを使って水面に出てきたバスに合わせるのもダイナミックで楽しいよ」

「古いものが好きっていっているけど、新しい遊びや道具も嫌いじゃない。タトゥーもそうだけど、自分で身につけたり楽しんだりして行くうちに自然と自分のスタイルが出来ていくと思うんだ。僕がフィルソンが好きなのは、楽しめる幅が広いからかも。使い込んで格好良くなるし、自分でカスタムしちゃってもいい」

その言葉通り、ダン自身のライフスタイルを見ていると、彼の嗜好と人となりが何となく伝わって来るようだった。

街にいる時も釣りをする時も気軽に使えるフィルソンのウェア。ダンのいつものフィッシングスタイルはいたってカジュアルだ。

Foul Weather Fly Fishing Vest (¥37,800)の背面はバックパックのようになっているため、バッグいらず。大食漢のダンの行動食も余裕で収まる。

何年も使っているフィルソンのヘビロテアイテム。フィールドバッグはスケッチブックを持ち運ぶ仕事用。パッチのカスタムも含めていい味が出ている。Medium Rugged Twill Field Bag(¥46,440)、Tin Cloth Short Line Cruiser Jacket(¥56,160)

ダン愛用のオイルドのクルーザージャケットの背中には、Lake Wallenpaupack(ウォレンポーパック湖)の刺繍が施されていた。

【Information】
AMERICAN HOUSE
住所:225 Main Ave. Hawley, PA, U.S.A.
ダンのInstagram:@dan_santoro

☆FILSON商品の問い合わせ:OUTER LIMITS (03-5413-6957)

NEWS of HUNT

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

  • IN THE LIFE
  • HUNT
  • LIFE with FILSON フィラデルフィアのフィッシャーマン・ダンを訪ねて
SEARCH