2019.02.21

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

無骨なスケーターたちに愛され続ける理由「EMERICA」

Emericaはぶれない。ブラック、ゴールド、グリーンの3色を軸に、ブランディングを一貫して展開している。ライダーの人選もわかりやすく、誰もが納得いく名前だけがラインナップされることを許されるのだ。受け手側の抱くイメージそのままにブランドがあり続けるのは、この時代においては容易なことではない。

 Emericaジャパンライダーとの撮影会のアナウンスが届いたのが、梅雨まっただ中の6月中旬。天気予報を覗けば雨マークと曇りマークで週間予報は埋め尽くされている。雑誌用ということで〆切もあれば、当然ライダーやフォトグラファーの都合もある。とはいえ悠長なことは言っていられない。多少強引ではあったので、 曇りマークの日程の中、強行でEmericaジャパン選抜の3名とのセッションの火ぶたは切って落とされた。

 撮影当日、待ち合わせ場所に現れたのは、瀬尻 稜、阿部涼太、星野勇大の3名。野球でいうところの、エース、4番打者、ルーキーといったところだろうか。オールラウンドでどこでも滑れる実力を持った現役バリバリの猛者たちを前に、フォトグラファーの鼻息が荒くなるのは言うまでもない。特筆すべきことは、 彼らは日本人の比較的苦手とするいわゆるハンマー系(ビッグトリック)を得意とすること。大は小を兼ねる がスケート写真の基本。不安定な空模様と、セキュリティが厳しい平日の都内とあり、 決して万全なコンディションとはいえない状況下で充分なパフォーマンスを発揮してくれるのかといった心配要素もあったが、それが杞憂に終わったことは短時間で残してくれた写真が、なによりも雄弁に語ってくれている。

 Emericaジャパンライダー3名によるストリートセッションの模様を、お楽しみください。

Ryota Abe【阿部涼太】

Emericaの代名詞とも呼べるパワースタイルを地でいく男。
数々のスポットを殲滅してきた実力派にしてスケーターとして真価を問われる悪条件で結果を残せるモノホンプレーヤー。

宮城県仙台市出身、横浜市在住。ビッグレールを好物とする希有な存在にして、Emericaチームいちの元気者。先日リリースされたBurden『Between the ground and your shoes』で、フルパートを残したことも記憶に新しい。

ジェレミー・レイを彷彿される綺麗な放物線を描いたFs 360オーリー。都内某所スポットでのレコードを難なく更新。ワイルドな動きは阿部涼太の持ち前のひとつ。

Yudai Hoshino【星野勇大】

自身のシグネチャートリックであるハードフリップ を遺憾無く披露。距離のあるWセットをみるとスイッチが入るとは、さすがはステアキラーの異名を持つ男。 若さ特有の勢いだけではなく、技術も伴うのがAクラス。

Emericaの勢いをそのまま体現する次世代スケーターの代表格。
Emericaスケーターのシンボルとも呼べるロン毛とデニムパンツが似合う男。
自身初となるパートを鋭意制作中。

西東京市出身。日本屈指のステアマスターとして、その名を全国区へ轟かせる弱冠16歳の注目株。ロン毛をなびかせ攻めるスタイルは今っぽさを醸し出している。今後の日本スケートシーンのキーマンのひとりとして成長することが期待される。

厳しいセキュリティの目をかいくぐっての チェーン越えのFs 180。空中で一瞬静止したかのようなベストタイミングでのひとコマ。挨拶代わりにみせるオールド・イズ・ニュー。

Ryo Sejiri【瀬尻 稜】

多くの人間が行き交う渋谷の某坂上のスポットにて、ポールジャムからの50-50グラインドをこなす瀬尻 稜。 正確無比の圧倒的な滑りで雑音をシャットアウト。

東京オリンピック2020の話題を皮切りにメディアへ引っ張りだこのRYOこと瀬尻 稜。
グローバル目線で世界へチャンレンジし続けるワン&オンリーな存在。
長年Emericaの看板を背負うリーダー格。

東京都練馬区出身。国内外のビッグコンテストで好成績を残すとともに、ストリートでの撮影も精力的にこなす日本を代表する一流スケーター。国産スケートビデオ『Monster Cruise』にてフルパートを完成させたばかり。名実共にトップ。

カメラマン:ISEKI
テキスト:Takuya HAYASHIMURA
媒体:SLIDER 27

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