2018.11.21
  • PR

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

フィッシングガイドが始めた避暑地のアウトドアショップ 【LIFE with FI...

アメリカを代表するアウトドア・クロージングブランド「FILSON」の質実剛健な世界観を、本場アメリカで取材する連載『LIFE with FILSON』。10回目のポストとなる今回は、フィッシングガイドとしても活躍するオーナーが経営する、ニューヨーク郊外のアウトドアショップを取材してきた。

ニューヨークの軽井沢? 田舎町のコールドスプリングへ

アメリカでは珍しく鉄道も通っているので、コールドスプリングには車を所有していないニューヨーカーも多く訪れる。オールドサウスは駅前から続くメインストリート沿いだ。

ご好評いただいている『HUNT』の東海岸レポートも今回で10回目。毎回、情報を凝縮してお届けしているが、今回でやっと取材トリップの折り返し地点。これからもまだまだホットなアメリカ事情をお伝えしていく!

さて、ニューヨーク市内を離れて北に向かった編集部は、ニューヨーク州郊外の町、コールドスプリングにやって来た。

コールドスプリングはマンハッタンから約80キロ。クルマや電車で約1時間程度で辿り着くことができるハドソン川沿いのリゾート地として知られており、夏には避暑地として、秋は紅葉の名所として多くの観光客で賑わいを見せる。

駅を降りて目の前に伸びるメインストリートはヒストリック ディストリクトとなっていて、昔ながらのお土産屋や、アンティークショップ、地元作家の工芸品を販売している店が並んでいる。ただ悠然と流れるハドソン川を見ながら散歩をしたり、買い物をしたり、観光目的だけでも充分満足できる町なのだが、アウトドアを愛する者としては風光明媚な風景が楽しめるトレイルも見逃せない。ハドソン 川や森を見渡せる展望スポット「Bull Hill」へ続くトレイルは特に人気で、険しい道ながら初心者でも日帰りで登山が楽しめるのだ。

良いフィールドに良いアウトドアショップがあるのは世界のことわり。……ということで今回は、コールドスプリングにある「オールドソウルズ」をご紹介させていただく。

町に来たハイカーが全員訪れる! アウトドアショップ『Old Souls』

オールドソウルズの名前には、昔かたぎなアウトドアギアへの敬意が込められている。コールドマウンテンに来た記念に、昔ながらのペナントはいかが?

コールドスプリングの周辺に広がる何本ものトレイル。電車でこの町にやってきたハイカーは、どのコースに行くにも必ず駅から伸びるメインストリートを歩くことになるのだが、オールドソウルズはうまい具合にその一角で営業をしている。

「東海岸はフィールドが沢山あるけど、釣りやキャンプもできて静かに暮らせる町と考えていったら、コールドスプリングにたどり着いた。僕は自分でアウトドアショップを開くのが長年の夢だったんだけど、引っ越してきて物件情報を見ていたら、ちょうどいい所に店舗の空きが出ていて。ここにはフィールドがあるのに店がなかったから、需要もあるだろうと見込んで2013年に店を作ったんだ」

とは店の主人ジェームズ。ニューヨーク市出身のシティーボーイながら、小さい頃から釣りやキャンプ、ハンティングに親しんでいて、フライフィッシングのガイドという肩書きもある根っからのアウトドアマン。店を始める以前はボストンに住んでいたそうだが、都会の喧騒とは離れた所に暮らしたいと彼の地に移住してきた。

ジェームズはイタリア製のフローリング材を扱う会社の経営者でもあり、必要とあらばニューヨーク市内の会社まで出かけて行く。

店は隣り合う店舗を繋げた2フロア構成。店内の奥にあたるこのエリアには日常着として使えるアパレルとキャンプ雑貨を展開。

立地もさることながら、お客を引き寄せるのは店自体の魅力にある。レンガ作りの建物の中に入ると、木をふんだんに使ったアーリーアメリカンな空間が広がり、壁にはハンティングトロフィーや鹿角のシャンデリア、クラシックなペナントが掲げてある。昔の凄腕のハンターの家の客間はこんな感じだったのかも? と思わせる重厚でヒストリーを感じる装飾で、とにかくカントリーサイドの店とは思えない凄みがあるのだ。

フローリング材関係の仕事に従事しているジェームズらしく、床や壁、什器などのウッド使いは流石と言うほかない(ちなみに使った木材は輸入材でなく、サスティナブルに周辺地域の間伐材を利用したらしい)。

店内は釣り、キャンプ、ハイク、ホームと区画ごとにカテゴリー分類で商品が陳列されていて、コーナーごとにワクワクさせられる。

アウトドアのあらゆるシーンで必要となるナイフの中には、日本で見たことがないローカルブランドのものも。

ハドソン川に流れ込む支流でのフライフィッシングも盛んなので、完成品のフライも販売。このあたりでもドライフライが主流の様子。専門店ほどではないが、ロッドもリールもウェーダーも幅広い選択肢の中から購入することができる。

H.D.ソローやジョンミューアなどの歴史的著書を、読みやすい形で再提案しているギブススミス出版の本をはじめ、森の中で読みたくなるような本が並ぶ。

扱っているブランドの大半はアメリカブランドで、アパレルでいうとフィルソン、バブアー、ウールリッチ、ペンドルトン、パタゴニアなどのHUNTでもお馴染みのブランドや、ポーラー、コールヘッドウェア、トポデザインなど若者に人気のブランドがセレクトされていた。

「オールドソウルズが取り扱う商品は、基本的に長持ちするものだったり、一度買ったら別のものを買う必要がなくなる本当に良い品だけ。使い捨て前提の粗悪で味気ないものではなく、一緒に年をとっていって、そのまま次の世代に渡せる商品を提供したいと考えてるんだ」

ジェームズ、その奥さんで共同経営者のタラもアウトドア指向の家庭で育った。フィルソンは昔から馴染み深いブランドだったということで、フィールドでの実用性の高いものを中心に数多く展開中。

午前中は山に向かうハイカーのワンストップショップとして、午後は街に帰る観光客のお土産屋として大盛況。森の中にいるような爽やかな香りが楽しめる、レッドシダーのお香は女性に人気。

【Information】
 Old Souls
  Address:63 Main St, Cold Spring, NY U.S.A.
  営業時間:10:00〜18:00
  http://www.oldsouls.com/

紳士淑女が集う、異色の異業種コラボの店『Barber and Brew』

赤と青のストライプポール。並んだカット台。これはバーバー……だよね?

オールドソウルズの数件隣には、ジェームズが経営する別の店もある。その名は「バーバー・アンド・ブリュー」。これは、バーバーとバーが一緒だったら面白くないか⁉️ というダジャレ的発想から始まり、2017年春に本当に作ってしまったというなんとも不思議な店なのだ。

「店を入った手前がバーバーで、奥がバーというかビールのタップルーム。旦那が髪を切っている間に奥さんがバーで一杯飲んで待つなんて使い方もできるし、バーにくるお客さんが髪を切るきっかけになるし、その逆パターンにもなりうるし、意外と相乗効果で人気なんだよ(笑)」

バーバーは映画に出て来そうなトラディショナルスタイル。日本でこの手のバーバーとなると男性客だらけだけど、ここにはレディース&ジェントルマン、関係なく髪を整えにやってくる。

こちらもオールドソウルズと同様、一目見て内装に手がかかっていることがわかる。インテリアは20世紀初頭のバーバー、バーからインスピレーションを受けたそうで、バーバーの床は総タイル貼り。家具はアンティークを使ったり、イチから作り上げて、重厚な空間を作り上げたのだとか。

巨大な大理石のカウンターが目を引くタップルーム。ビール以外にもワインやソフトドリンクもあるので、ビール党でなくとも躊躇せず足を運んでいただきたい。

奥側に進むと、白を基調としたバーバーとは一転、レンガ壁のムーディーなタップルームがお目見えする。こちらではニューヨーク州を中心に10種類ほどの樽生のビールをはじめ、スーパーでは手に入りにくい各地のマイクロブルワリーのビールを楽しむ事ができる。

フードはテリーヌやビーフパテ、サラミ、チーズなどのおつまみがあり、週末を中心に不定期で生牡蠣やロブスターなどの海の幸を提供中。コールドスプリングへ山登りに来て、帰りにビールを引っ掛けて帰る。そんな最高の休日を過ごしてみたいものだ。

ビールに精通したタップルームのマスターが、シーズンに合わせて10種類の樽生を厳選。その時々でメニューのラインナップがガラッと変わる。

ジェームズのおすすめ、ミネソタ州 フェアステート・ブリューイングの「Pahlay'Ahlay」をいただく。小麦を使ったフルーティーなビールで、まだ暑い初秋のお昼には最高の一杯だった。

店のロゴはホップとハサミと羽。一度見たら忘れられないキャッチーなサインだ。

【Information】
 Barber and Brew
  Address:69 Main St, Cold Spring, NY U.S.A.
  営業時間:Barber Hours 8:00〜21:00(水曜〜土曜)、10:00〜18:00(日曜)/Bar Room Hours 17:00〜10:00(水曜〜金曜)、12:00〜22:00(土曜)、12:00〜20:00(日曜)
  http://www.barberandbrew.com/

ジェームズの趣味車はアーリーブロンコのコンバーチブル。風が冷たくなって着た秋口は、インナーとしても使えるフィルソンのUltra-Light Jacket(¥31,320)をアウターとして着用している。

☆FILSON商品の問い合わせ:OUTER LIMITS (03-5413-6957)

NEWS of HUNT

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH