2018.12.04

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ボストンで探すアメリカン・ヴィンテージ 【Life with Filson】

アメリカを代表するアウトドア・クロージングブランド「FILSON」の質実剛健な世界観を、本場アメリカで取材する連載『LIFE with FILSON』。アメリカで最も長い歴史を持ち、交易の要となったボストンなら面白いヴィンテージに出会えるはず! 今回はHUNT的ベスト・オブ・ボストン・ヴィンテージをご紹介する。

アメリカの中でも最も歴史のある都市ボストンは、400年前に入植したヨーロッパの人々の名残がある、ヴィンテージタウン。骨董品も多く残っているのかフリーマーケットも盛んで、古きを愛する土壌があるように思える。

また、ボストンはハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、ボストン大学などの有名大学をはじめとした大学が集中する学園都市でもあり、学生の人口は25万人。街を行き交う5人に1人は学生か学校関係者だというデータもある。そのため学生が通う古着屋も多く、それぞれが個性を出してしのぎを削っている。

ということで今回は、この街で出会ったヴィンテージ関係のネタをまとめて紹介させていただく。

地下で開催されている、魅惑のヴィンテージマーケット

SoWa アート+デザイン ディストリクトは、ボストンの南端にある倉庫をリノベーションしたエリアで、アートやファッションに関して新しい試みを行っているエリア。前回の記事で紹介したベイエリアのような新興地帯ではなく、赤レンガの建物が立ち並ぶ、シックでヒップな街だ。

5月から10月の毎週日曜日、SOWAエリアを代表する赤レンガの建物「SoWaアーティスト コロニー ビル」の地下のフロアで開催されているSoWaヴィンテージマーケットは、毎回人でごった返す人気のイベント。

個人規模の小さな店が20店舗ほど出店し、アートや家具、古着やジュエリーなど、思い思いのヴィンテージを販売している。主催者側がジャンルを特定していないので、古着を探しに来たけど良い食器を見つけられた。小物を見に来たのに家具を買っちゃった……などと、予定にないものが見つかることもあるだろう。

地下での開催なので、雨の日でも関係なく買いまわりが可能だ。ちなみに建物の外では、同じ日程でフードやコスメを扱っているオープンマーケットが開かれる。

大量の骨董品に圧倒されるが、小さなものにもアンテナを張って見てみると、思いがけない出会いがあるかも。バッジやパッチはヴィンテージマーケットの定番だ。

古地図とイラスト、ポスターを専門で扱っているおじさんの店。ここは女性人気が高かった。

雑多に売られているけど、だからこそ探し甲斐がある。掘り出し物を探し当てたいなら、オープン直後に行くのが必須。

味の出たシューズも多数。当然日本の古着屋で買うよりも安く手に入ることが多い。

アメリカ人もテンションが上がる、アメリカンヴィンテージの店。ある人によってはガラクタでも、ある人にとってはお宝なのだ。

【Information】
 SoWa Vintage Market
  Address: 450 Harrison Ave, Boston, MA U.S.A.
  営業時間:10:00~16:00 (4~10月の毎週日曜のみ)
  https://sowavintagemkt.com/

ラルフローレンにも影響を与えた老舗『Bobby From Boston』

ビリヤード台に雑多に陳列された小物やアクセサリー。男性ものの割合が多いが、メンズとレディース両方を扱っている。

ボビー・フロム・ボストンは、ヴィンテージマーケットと同じ建物の1階で営業している老舗の古着屋。此の地で20年以上前から営業を続けており、数多くのボストンっ子にファッションを好きになるきっかけを与えてきた名店として、地元で愛され続けているらしい。

話によると創業者のボビー・ガーネット氏は50年以上前から古着業界に携わり、アメリカのヴィンテージ古着界では名の知れた人物だったそう。これまでに50作品以上のハリウッド映画に衣装協力、アドバイジングをしていたり、一説によるとラルフローレンにインスピレーションを与えた事もあるのだという。

映画の衣装協力しているというのにも頷ける、錚々たる古着の数々。ボビー氏からノウハウを受け継いでいるから、スタッフも博識だ。

この店はボビー氏のコレクションから始まっていて、アメリカの服飾史を物語るようなヴィンテージのドレスやフォーマルウェア、ワークウェア、ミリタリーウェアもあり、日本の古着バイヤーも足を運んでいる。

しかし、察するにボビー・フロム・ボストンが愛されている一番の理由は、リーズナブルかつ、良質な古着を集めてきているからだろう。実際学生でも購入しやすい価格帯がメインで、取材時も古着好きの20代が何人もやって来ては購入して出ていった。

大袈裟かもしれないが、リアルなボストン・ファッションカルチャーの発信地このSoWaにあるのだと感じた。

レザーシューズが所狭しと並んだ棚。形も状態もいいのに50ドルで良いの? と疑問に思う、名も知らぬ銘品に出会うことができる。

何の気なくアメリカントラディッショナルでまとめられていたトルソーも、コーディネートの参考になる。

店内は何処を撮ってもフォトジェニック。ハーバード大学もあるせいか、アイビーらしいスマートなものや、スポーティーなものが目につく。

【Information】
 Bobby From Boston
  Address:19 Thayer St, Boston, MA U.S.A.
  営業時間:12:00〜18:00(木曜〜日曜)、月曜〜水曜定休
  https://www.bobbyfrombostonvintage.com/

ヴィンテージの野球グローブをリメイクした、レザーブランド『Mack Provisions』

ボストン取材の時、ちょうどファッションの合同展示会があったので寄ってみることに。すると、そこで思いがけないヴィンテージに出会うこととなった。

マック・プロヴィジョンズは、野球少年をそのまま大きくしたようなアメリカ人、KCマックが手がけるレザーグッズブランド。

同ブランドの主力アイテムは、ヴィンテージの野球グローブを解体し、財布やカードケース、キーホルダーとしてリメイクしたもので、全部マックの屈強な手で縫われている。

日本では来年春からの販売が決まっているので、今からチェックしておきたい!

KCマックは地元アラスカの地でブランドを立ち上げ、アラスカからブランドを発信している。(ボストンのブランドではないけど、今回は"ボストンでヴィンテージ探し"なので良いですよね?)

解体したグローブの皮とヌメ革を組み合わせて作られたマック・プロヴィジョンズの製品。グローブの刻印や穴がそのままデザインになっていt、野球好きなら即買い必至!?

【Information】
 Mack Provisions
  https://mackprovisions.com/
  ☆Mack Provisionsの日本での問い合わせ:OUTER LIMITS     (03-5413-6957)

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