2019.01.15

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

かわいいクマノミ大集合! クマノミ飼育がもっと楽しくなる方法

その愛らしい姿で、初心者に人気が高いクマノミの仲間たち。種類や品種にこだわったり、イソギンチャクと共生させたり、繁殖させて稚魚を育ててみたり……。多彩な楽しみ方ができるのもクマノミの魅力だ。初心者だけではなく、ベテランが追求してもこれほど興味深い魚はいない。好みのスタイルで、クマノミ飼育をとことん楽しもう!

クマノミの飼育スタイル

 クマノミをどのようにして飼うか。一番はじめに悩む問題だ。さまざまな思いを巡らせながら、飼育のスタイルを決めていくのも楽しい作業。クマノミ飼育のおすすめパターンをいくつか見てみよう。

pattern 01「もっともシンプルにカクレクマノミを飼ってみる」

 一般的に、海水魚の飼育は難しいといわれる。たとえば金魚のように手軽に飼育できないことはいうまでもない。本来、広い海に生息している海水魚は、水質などの環境の変化に弱いためだ。

 ただ、水質や水温の変化を極力抑えることができるなら、写真のようにシンプルに飼育することができる。ウォーターエンジニアリングから発売されている「ボトルアクアリウムマリン」を使用している。直接水中に入れた白い粒状のろ材が、海水の汚れを吸着除去し、魚の飼育に適した水質に調整維持してくれるというもの。

 フィルターなどを接続しないスタイルはとてもすっきりしていて、カクレクマノミのあざやかなオレンジ色がより引き立って見える。部屋のインテリアとしても、よいアクセントになるだろう。

 水量が少ない分、収容する魚は1~2匹に限られるし、エサのやり過ぎにも注意しなければいけない。また、こまめな足し水や水換えが必要になる。そのほか、夏場はエアコンなどをきかせて水温の上昇にも気を配りたい。これらのポイントさえクリアできれば、シンプルで美しいアクアリウムが維持でき、かわいいクマノミと一緒に暮らすことができるのだ。

pattern 02「機能的な小型水槽からクマノミ飼育に チャレンジしよう」

 さまざまな機能を兼ね備えた小型水槽(グラステリアAGS・ジェックス)で、ハマクマノミの飼育に挑戦。幅23㎝のコンパクトな水槽でありながら、オーバーフロー構造のろ過層を備え、水槽容量の半分近い水量をろ過槽として使用しているのがポイントで、安定した水質を得やすいシステムになっている。また、水槽背面にはヒーターやプロテインスキマーのほか、小型の冷却装置も設置することができて、とても便利だ。

 正面以外のガラス面には黒色透明ガラスを採用し、水槽からの光を抑えることで、部屋のインテリアとして自然に溶け込むような工夫も。スタイリッシュなフォルムで、部屋のさまざまなシーンによく似合うオールインワン水槽といえる。

 水槽サイズに合わせて、小さなサンゴやイソギンチャクも飼育してみよう。チヂミトサカやディスクコーラル、マメスナ、シライトイソギンチャクなどをバランスよくレイアウトすれば、小さな海の世界が完成! それぞれの成長が楽しみな、美しいインテリア水槽に仕上がっている。

1本の白いバンドが特長のハマクマノミを3匹収容。水槽サイズに合わせて小さめな個体を。

テトラクールタワーCR-1も取り付けて、夏期の水温上昇対策もバッチリ!

pattern 03「まるで映画のようなファンタジーの世界を再現」

 色あざやかな空想の世界が存分に表現された水景。カクレクマノミやナンヨウハギが自由に泳ぎまわる後景は、映画『ファインディング・ニモ』を連想させるようなアクアリウムといえるだろう。

 水槽サイズは45×25×38㎝(テトラオールガラスRA・45)。この空間に、水槽用のアクセサリーとして販売されているレプリカプランツ(テトラカラープラント)を複数使用しているのが大きな特長といえる。そのほか、飾りサンゴや貝殻、カラーストーンなどを巧みに利用し、カラフルで楽しげな雰囲気を演出している。自然の景色とはかけ離れているものの、このようににぎやかなレイアウトでクマノミを飼育しても楽しいだろう。クマノミ飼育をよりおもしろくするために、さまざまなアイテムを使って、自分だけがイメージする水槽をつくってみよう。

 フィルターは外部式(テトラバリューエックスパワーフィルター)を使用し、小型のプロテインスキマー(オルカスキマーミニット)を取り付けている。照明はテトラのLEDスライドライトを利用している。

カクレクマノミのほか、ナンヨウハギやミスジリュウキュウスズメダイが泳ぐ。混泳魚として個性の異なる種類をセレクト。

カラフルで個性的なオトヒメエビの姿も。同種間では縄張り争いをする。

小型水槽用のプロテインスキマーを設置して、水質の安定を図る。

pattern 04「本格的なサンゴ水槽でクマノミの生態を楽しむ」

 レッドシーマックスのE270(水槽幅90㎝)につくり込まれた美しいサンゴレイアウト水槽がこちら。

 Wi-Fi内蔵のLEDライティングシステムや革新的で高性能のリアサンプ、電源コードが1本に集約されたコントロールパネルなど、最新のテクノロジーが搭載されたオールインワン水槽だ。あらゆる種類のサンゴ飼育が可能で、本格的な海の世界をさまざまな形で再現することができるシステムといってよい。

 水槽レイアウトはアクアテイラーズ本店の金尾純一さんが手がけたもの。ミドリイシをはじめとするSPS類からポリプが揺らめくLPS、色彩あざやかなソフトコーラル、陰日性サンゴまで、多彩な種類を飼育している。そのなかにハタゴイソギンチャクを収容し、ブラックスノーフレークのペアを飼育している。イソギンチャクのまわりをテリトリーとし、そのなかに入って周囲をキョロキョロ見ているクマノミの様子はとても愛らしい。

 本格的なサンゴレイアウトをつくって、より自然に近い形でイソギンチャクとの共生を楽しんでみよう。

カクレクマノミ(オセラリス)系統の改良品種であるブラックスノーフレークは、ハタゴイソギンチャクとの相性がもっともよい。

カメラ:平野 威 Takeshi Hirano、湧口真行 Masayuki Yuguchi
テキスト:平野 威 Takeshi Hirano
媒体:コーラルフリークス 19

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