2019.03.26

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

基礎知識から最新機種まで「水槽照明の最先端LEDからはじめよう」vol.2

マリンアクアリウム市場でここ数年、最も活発な動きを見せているLED照明ジャンル。日進月歩のスピードでさまざまな最新技術が盛り込まれた機種が続々とリリースされている。そんな奥深いLEDの魅力やこれから水槽を立ち上げる初心者のための初歩的なギモンと最新機種をご紹介する。

LEDユーザーお宅訪問

LEDオンリーのスタイルで、ミドリイシの色揚げ挑戦中

 洗練されたデザインで人気のオーバーフローシステム水槽「レッドシーリーファー」での美しいミドリイシの育成に、照明はLEDのみで挑戦している大阪府在住の豊山泰永さん。

 最初の水槽を立ち上げたのは5年前。当初はメタハラを使用していたそうだが、昨年春に照明をLEDライトの中ではハイエンドユーザーに高い支持を集める、エコテックマリンの「ラディオンG3」に変更、水槽も昨年10月に現在のリーファーに変更した。ミドリイシの育成における照明としてのLEDは昨今、ネット上でもさまざまな意見交換がユーザー間でもされているが、豊山さんの水槽ではトゲサンゴは約2年で倍以上に成長し、ハイマツピンクや人気のストロベリーショートケーキの状態もとてもよい。

 照明の点灯時間は午前11時〜午前0時まで。少しずつ調光をあげていき、16〜20時までを各設定がマックスになるように調整をしている。また照明以外の管理も余念がなく、添加剤はドーシングポンプを使用してグローテックのA,B,C,Mを添加。月に1回、トリトンメソッドの水質測定も行い、随時水質の過不足を調整。直近では水質も安定しているそうだ。今後は以前駄目にしてしまったスパスラータにも再度挑戦したいと抱負を語ってくれた。

水槽全景。レイアウトはシンプル。海水魚はココスピグミーエンゼルを筆頭に、パープルファイアーゴビーやツキノワイトヒキベラなどが泳ぐ。

奥様の智美さん、長男の佑人くん、長女の彩菜ちゃんと愛犬の多良、家族全員でハイポーズ。

2年で倍以上の大きさに成長したという、トゲサンゴ。メタハラからLEDへの移行の影響も、特になかったそうだ。

照明はラディオンG3を3基とスポットで、バイタルウェーブのバイオレットを使用。

月に1回、トリトンメソッドで水質測定も行っている。

フラグスタイルで、ミドリイシの色揚げと成長を楽しむ

ストロベリーショートケーキのほか、さまざまなSPSを飼育している。
美しいピンクに色揚りしたショウガサンゴが、一番のお気に入りだという。

 ライブロックを一切使用せず、コーラルブリードロックを使用したシンプルなレイアウト水槽で、各種フラグサンゴの育成を楽しんでいる山形県在住の千葉光也さん。

 元々はソフトコーラルを中心にしたマリンアクアリウムを楽しんでいたが、2011年の震災の影響で一時アクアリウムを休止、2年前に外部フィルターで再び水槽を立ち上げ、現在のスタイルに変更したのは昨年。水槽を立ち上げる際にフラグに拘った水槽を作りたいと思い現在のスタイルになったのだという。

 照明は幅90㎝の水槽にエコテックマリンのラディオンG3を1基のみで管理。特に問題はないという。点灯時間は午前10時〜22時までの12時間。マックス時の調光はUV、ブルー、ロイヤルブルーをそれぞれ100、白と緑を40、赤を20%の状態を5時間というライティングとなっている。

 コーラルブリードロックを使用することで水槽全体の水回りもよく、水質も安定しているのがわかる。LEDでの管理の良さを千葉さんに伺うと「波長を変えることでサンゴの色も変わるので生きていることも実感できてとても面白い」という。順調に成長して、色揚がりも見せているフラグSPSの数々。「今後の成長を見守りながらネットで知り合ったフラグ仲間との情報交換や育てた個体同士の交換なども楽しんでいきたい」と今後の目標を嬉しそうに教えてくれた。

奥様の文恵さん、長女の優世ちゃん、次女の真琴ちゃんとご家族全員で記念写真も。

水換えなしで管理する、トリトンメソッド水槽

マメスナギンチャクの美しさに魅了されて始めたマリンアクアリウムだというのに、マメスナを1個体も飼育していないのがなんとも面白い。

 昨年8月に水槽を立ち上げるまでは、アクアリウムの経験は全くなかったという東京都在住の久萬壽恵子さん。

 キャリア1年未満とはとても思えないほどそれぞれのサンゴが成長し、状態よく飼育されているこちらの水槽は、いま話題のトリトンメソッドで管理されており、立ち上げ以来、1度だけレイアウトの変更の際に1/3だけ水換えをしたものの、それ以外は1度も無換水で足し水と添加材だけで管理されているというから驚きである。

 たまたま見かけたサンゴ水槽でマメスナギンチャクの美しさに魅了され、初心者の自分でも手軽に管理ができるシステムを探して現在に至ったのだという。照明はAIのプライムとバイタルウェーブを併用、上部からだけではなくマイクスタンドを使用して水槽前面からの照射しているのが個性的でとても面白い。使用する海水はネットで見つけたという父島の天然海水を使用したのだそうだ。

プライムとバイタルウェーブを併用。プライムは8時〜19時まで点灯。30分かけてマックスになるように調整している。

マイクスタンドを使用して水槽の前面からも照射。

美しいイエローに色揚がりしたホソエダミドリイシ。

水質も管理はトリトンメソッドを使用。水質測定結果に合わせた添加剤を添加している。

媒体:コーラルフリークス 19

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