2019.04.03

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

採集びより Vol.13「小さな島で大冒険! 東京の秘境・式根島へ」

東京都心から南へ160㎞、東京諸島の秘境へ上陸

 今回は、アクアリスト向けの天然海水、黒潮天然海水でもお馴染みの東海汽船様と弊誌『コーラルフリークス(CF)』のコラボ企画として、CF読者と一般募集の参加者を交えて5月末に1泊2日で開催した「東京の秘境 式根島で磯遊び満喫ツアー」の模様をお届けしよう。

 式根島へは、東京の竹芝桟橋から高速ジェット船で約2時間半。これからのハイシーズンでも竹芝桟橋まで電車を利用すれば、渋滞知らずで美しい海へと行けるのは、とても嬉しい。ジェット船は、その名の通り凄いスピードで航行するがほとんど揺れることなく、とても快適な船旅だった。そして、東京湾内から外洋へ出ると海の色が変わるので、そこにも注目してみて欲しい。

 南国の島とはひと味違う、黒潮に囲まれた温帯の島を、CF流の楽しみ方で大満喫した2日間となった。

海水浴場の透明度は、黒潮の中に浮かぶ島ならではの透明度! 大小様々な魚やサンゴも観察できる。

手つかずの自然フィールドワーク三昧

採集やBBQを行なった、大浦海水浴場。トイレやシャワーもあり、家族連れで遊ぶのにもピッタリ!

海も陸も見所がイッパイ! 昼も夜も自然を満喫

 レンタサイクルで海へと向かう道中、日当りのよい石垣で日光浴をしているオカダトカゲを発見! 車や原付では見逃しやすい、このような小さな生物との出会いを求める人には、自転車での移動がオススメだ。

 大浦海水浴場へ到着し、待ちに待った海へ入る。砂地と岩礁が入り交じる入江の内側は、潮の流れが穏やかでシュノーケリングをするには絶好のロケーション。点在するサンゴや沢山の魚達が迎えてくれた。そして、何より水の透明度に驚かされた。

 夕日を見ながらのBBQに舌鼓を打った後は、夜行性の生物達を求めて夜の散策へと出かけた。自転車で、常夜灯のある漁港や森の間を通る道路を周る。昼とは異なる表情を感じながら、多くの生物と会えた。

 小さな島での大冒険。大人達は、寝る間を惜しんでフィールドワークに勤しみ、大満喫だった。参加してくれた子供達にとっても、よい思い出になっていることだろう。

野伏漁港に到着すると、早速、子ども達が海を覗き込む。海底までスッと見える透明度で、ソラスズメやネンブツダイが見える。

岸壁にも、カラフルなソフトコーラルがビッシリ。チョウチョウウオなどのカラフルな魚も見られる。

海水浴場内の、浅い岩礁周りに点在していたハマサンゴとイバラカンザシ。可愛い姿に癒される。

岩陰で発見した、交尾中のイワガニ。カニの生殖器は腹節の内側にあるため、交尾の時は雌雄が互いの胸部を密着させる。

女の子達が、岩の隙間から湧き出す温泉を発見! 小さいながらもいい湯加減の即席温泉。

沈む夕日とBBQ、そして夜の散策

日が沈む頃には曇が薄くなり、沈む夕日と雲が、空に美しいグラデーションを描き出す。

初日の夕食は、大浦海岸で海を見ながらのBBQ。焼き場は、事前に申し込みが必要。式根島に乾杯!

漁港採集では、柄の長い網が役に立つ。夜釣りをしている人も多く、岸壁釣から良形のイサキやマサバが揚がっていた。

常夜灯の下で大きな群れを作り、水面近くの壁面をついばんでいた、ニセタカサゴの幼魚。柄の長い網があれば、簡単に掬える。

餌を求めて遊泳していたトラウツボ。撮影のために捕獲するも、水から揚げると口を大きく開けて大暴れ。

大きな水たまりにアマガエルが集まり、盛んに鳴いていた。島には川が無いので、両生類にとっては水たまりも貴重な淡水の水場。

式根島へ行こう!

 竹芝桟橋からジェット船で約2時間半で行ける、東京の秘境。海でのシュノーケリングやダイビング、釣りはもちろん、温泉やトレッキング、キャンプなども楽しめる。大自然に囲まれて、雄大な景色とゆっくりと流れる時間に癒されに行くにはピッタリ。フリーWi-Fiを利用できる施設も多い。

外周約12Km、標高約100mと小さな島で、貴重な伊豆諸島の固有種も見られる動植物好きにとって最高の環境。

取材・文:湧口 真行 Yuguchi Masayuki
媒体:コーラルフリークス 19

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