2018.01.26

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

1本の映画によりVANSを世界へと広めた名作。

2016 Vansのトレードマークといえば、ジャズストライプ、ワッフルソールと、このチェッカーボード柄。現在はスケートに適したSlip-On Proもリリースされている。

昨今、スケートシューズブランドから次々とリリースされているSlip-On。スケートコミュニティにおいて、このシルエットのオリジナルを作り出したのがVansだというのはあまりにも有名な話だろう。Vansを世界的ブランドへと押し上げた、あまりにも重要なモデルでもある。

【VANS 50TH ANNIVERSARY】1977 SLIP-ON

VANSが世界的に知られるきっかけを作った映画『初体験/リッジモント・ハイ』のワンシーン。ショーン・ペン扮するジェフ・ スピコーリが手にしているのは、チェッカーボード柄のスリッポン。

スケーターに向けて開発されたわけではないが、スタイル#98と呼ばれ現代も絶大な人気を集めるSlip-On。シューレースを結ぶことなく手軽に脱着できること、そしてEraと同じくかかと部分にパディングが施されていることでスケーターに人気が出たのは説明するまでもないが、実はこのモデルにはVansの成功にまつわる逸話が存在する。

’70年代当時にVansがスケーターやサーファーに絶大な支持を得ていたのは周知の事実だ。しかし、当時のスケーター人口は今日と違ってお世辞にも多いとは言えず、限られたコミュニティの中でのみ存在するものであった。このモデルが登場したのは1977年。その5年後、1982年に公開された1本の映画によってVansの運命が大きく変化することとなる。

ジェイソン・リーが主演を務めた名作『あの頃ペニー・レインと』の監督であるキャメロン・クロウが初脚本を手がけた映画『初体験/リッジモント・ハイ』で、Vansのチェッカーボード柄のSlip-Onが衣装として起用されたのだ。本作は、サーファーでありストーナーという、当時のVansファンを体現したような主役のジェフ・スピコーリ役をショーン・ペンが務めた青春映画なのだが、Slip-Onは劇中に登場するだけでなく、同作のサウンドトラックのジャケットでも起用され大ブームを起こすこととなった。しかも、Slip-Onを衣装として採用したのはショーン・ペン本人だというから何とも粋な話である。

この1本の映画をきっかけに、Vansはスケートボードやサーフィンをはじめとするコミュニティの枠を飛び越え、世界中の一般層からも注目を浴びることとなったのだ。というわけで、Slip-OnこそVansをグローバルに広めたモデルだと言えよう。

Vansからこのモデルが登場してから約40年経った今日、今では他社がこぞってSlip-Onをリリースしている。これこそ、Vansがスケートシューズのオリジナルと言われる理由であろう。

SLIDER Vol.28

1977 レス・イズ・モアとはまさにこのこと。 余計な装飾を排除し、シンプルなシルエットと脱着のしやすさで勝負。ワッフルソールの強力なグリップがあるためスケートにも適している。

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