2019.01.15

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

太陽光で走るEV!? EV ベンチャーコレクション SONO&LUCI...

 設立から10年たらずで大きく成長を遂げたテスラは、まさにEVメーカーのアイコン的存在といえる。今、その躍進に続けとばかり、次々とEVベンチャーが現れており、世界各国で私たちの想像が追い付かないほどのEVプロジェクトが動き出している。

 一方、大手自動車メーカーもEV開発に着手しているが、企業イメージやそれまでの顧客の好みからか、市販モデルのEVとはいえ、それまでのガソリン車とよく似たモデルが多い。しかし、ベンチャー企業は創業者の作りたいクルマを自由にプランニングしており、眺めているだけでも楽しいモデルばかりなのだ。スーパースポーツやピックアップ、レトロスタイル等々、様々な個性を放つEVが次々と誕生している。

 世界各地で産声を上げて成長してきている、数あるEVベンチャーの一部を紹介させていただこう。

01:SONO MOTORS

2012年にJona (左)とLaurin (右)が化石燃料消費について討論したことがきっかけとなってスタートしたEV開発のプロジェクトは、2016年にNavina (中央)を迎え入れてSono Motors社を設立、本格的なクラウドファンディング事業へと発展した。

太陽の力を借りるエンドレスモビリティ

 日常生活で使い勝手が良く、なおかつ機能面や環境性に優れており、さらにデザインの良いEV。こんな率直な欲望を満たすために造られたような『Sion(シオン)』。自然環境保護の面でも先進国であるドイツ・ミュンヘンを本拠地とする「SONO MOTORS(ソノ・モータース)」が手掛けたシオンの最大の特徴はボンネットやルーフのみならずボディ全体に使用された発電モジュールだ。外に置いているだけで太陽光の力を得て、自ら充電して走ることができる。内蔵されるバッテリーは満充電時には250㎞の航続性能を持ち、太陽光パネルでは一日で約30㎞走行できる分の充電が可能となっている。

 環境性に優れたEVであるシオンは、現在9,000以上ものオーダーを受けており、いまもっとも注目されているEVベンチャーのひとつだ。

『Sion』
ベースグレードの価格は16,000ユーロ(バッテリーを除く)で設定されている。バッテリーは約4,000ユーロで購入するか、月額使用料というパターンから選ぶことができる。最大出力は109hpとパワーも充分で、トレーラーなどを牽引することも容易だ。

モーター最高出力/80kW(109hp) 航続距離/250km 0-60mph加速/9秒 発売時期/2019年予定
 
https://sonomotors.com/
 

02:LUCID MOTORS

ルシッド・エアは600kmを超える航続が可能とされており、搭載されるリチウムイオンバッテリーはBMWなどでも使用されて定評がある、サムスンSDI製となる。最大出力1,000psを誇るモーターは大きな音を立てることなく、瞬時にして高速の世界へと導いてくれる。

流麗なラインを描くプレミアムEVセダン

 これまでにもテスラに真っ向から挑む形で造られたEVは数多く存在したが、その多くが資金繰りに苦しみ、日の目を見ずに立ち消え状態となっている。

 しかしルシッド・エアの場合、アメリカと中国のジョイントベンチャーであり、潤沢な資金が見込まれてい上に、最高技術責任者(CTO)を務めるのは、テスラ・モデルSの元チーフエンジニアであるピーター・ローリンソンというのだから、ライバルの手の内も知った上でのろしを上げた確信犯である。

 ルシッド・エアの美しさはエクステリアだけに留まらない。インテリアには天然木材やレザーがふんだんに使われているほか、いたるところにタッチスクリーンが用意されており、搭乗者は贅沢で優雅な環境に包み込まれることになる。特に後部座席は飛行機のファーストクラスよりも広く作られており、現在世界最大自動車市場であり、メインターゲットとされる中国の富裕層が好むスタイルとなっている。

 価格は65,000USドルを予定しており、オプション類を追加しても100,000USドルを下回るとのこと。アリゾナ州カサグランデで建設中の工場が完成次第、生産を開始する。

『LUCID AIR』
モーター最高出力/300kW(402hp) 航続距離/643km 0-100km/h加速/2.5秒 発売時期/2019年夏予定 自動運転/設定あり※
 ※ベースモデルの諸元。

ボリューム感がありながらもシャープなテールセクション。ディテールまで造り込まれており、単なるショーモデルではなく、市販まで考えられたデザインだということがわかる。

徹底的にこだわったといわれるインテリアは高級感に溢れており、グラスルーフが採用されたことで開放感も併せ持つ。オプションのエグゼクティブリアシートは55度リクライニングし、リラックスした乗車姿勢となる。

空力も考えられたスタイリングは、ドアノブさえも車体と一体とされている。足回りはエアサスで固められる。
 
https://lucidmotors.com/
 

Text:Dan Komatsu,Soichi Kageyama,Takeshi Goto,Takayoshi Suzuki,Shogo Jimbo(DRIVETHRU)

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