2019.01.18

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

アメリカで生まれた、カスタムカルチャー 「MOONEYES USA」

アイボールのロゴが人気のMOONEYES。日本で創業かと思えば、そのルーツはアメリカのホットロッド文化。 アメリカで創業したMOONEYESを訪れながら、そのヒストリーを振り返ってみたい。

ホットロッド文化を守り、そのカルチャーを日本に伝承。

 アメリカの生まれのブランド『MOONEYES』。弊誌『Garage Life』読者のにはまだ馴染みが薄いかもしれないが、故ディーン・ムーンが創設した、クルマのハイパフォーマンスのサプライヤー。また自らレーサーとして活躍し、アメリカで大きな流行を作ったのがディーン・ムーンである。

 1936年にミネソタ州からカリフォルニアに移住してきた一家は、サンタフェスプリングでカフェをオープンした。まだディーンが9歳の時であった。ハイスクール時代にホットロッドに目覚めた彼は、オースチン・バンタムを購入し、週末になるとレースに興じていたという。第二次世界大戦後に、機械工として働きながらドライレイクで開催されていたレースに出場したとき、アルミから削り出したフューエルブロックを装着し、スピードトライアルからドラッグレースまで記録を残し、当時のホットロッド界に旋風を起こし、彼のスピードエクイップメントパーツはドライブインに販売され、1953年「MOON AUTOMOTIVE」が設立された。

 日本に上陸したのは1983年。現社長の菅沼繁博氏がムーンディスクを購入したことがきっかけで交流を持つようになり、菅沼氏が装着したハイラックスのムーンディスクが日本でもブームを起こしビジネスに発展。現在では『ムーンアイズ』は日本によって運営、日本に本社を置きながら、日本とUSAを中心にアイボールの商品が開発され、カスタム文化の発展のため春にはストリート・カー・ナショナルズ、冬にはインドアで開催される横浜ホット・ロッド・カスタムカーショーを主催し、毎回1万人以上の動員をする大きなクルマ文化のイベントへと成長している。

 さて、ショップのとなりに併設されるのはムーンガレージ。木製のオーバーハングのガレージドアを開けると、ムーンイエローにつつまれた1934年式フォード・ロードスターが格納されていた。このクルマはかつてディーンがドライブしていた1台で、レースやカーショーで活躍していたマシン。ガレージにはムーンアイズで開発された商品がディスプレイされるほか、このガレージでボンネビル・ドライレイクで活躍するマシンやノスタルジック・ドラッグレースに出場するマシンが整備されている。

 普段から、撮影時のような状態でショップに買い物にきたゲストたちが気軽にガレージも入れるようになっている。また隣接するファクトリーでは、ムーンディスクの生産から、ムーンタンクまでアルミ製法の加工ができる設備が整っており1つひとつ、8名いるスタッフによりハンドメイドで商品を製造、このファクトリーから商品たちが誕生している様子がうかがえる。

1934年式フォード・ロードスターが格納されるガレージには、今までリリースされた商品などが陳列され、小さなミュージアムのような印象も受ける。

MOONEYESの象徴、故ディーン・ムーンの写真がガレージに。商売の動向をガレージから見守っているようだ。

1929年式フォード。クルマ好きによって、カスタムカルチャーが守られている。

 
『MOONEYES USA』
 address:10820 S Norwalk Blvd. Santa Fe Springs.CA 90670
 phone:562-944-6311
 営業時間:8:00〜17:00、9:00〜15:00(土)
  ※日本でもMOONEYES AREA-1にて同じ商品が購入ができるが、USAのショップでも購入が可能。商品の値段はいっしょでした。
 
photo:Kota-TAKEUCHI(竹内耕太)
text:Jun-ISHIHARA(石原 淳)

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