2019.03.28

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

1989年3月にプレイバック!! 『レイル・マガジン』66号とJR初の発車メロデ...

▲編成は2100(Tc1)-2200(M1)-2300(M2)-2400(M2’)-2500(M1’)-2600(Tc2)の6輌固定編成。 ‘89.3.27 名港工場 P:RM

■JR初の発車メロディ導入

 1989年3月11日のダイヤ改正当日、新宿駅と渋谷駅においてJRでは初となる発車メロディが導入された。現在では各駅によって異なるメロディが使用されていたり、イベントなどで一時的にメロディが変わったりといったことは当たり前に行われているが、国鉄時代のけたたましい発車ベルに慣れていた当時の人々としては、革新的だったことだろう。

 ちなみに導入当時のメロディを開発したのはヤマハで、雑踏の中でも聞こえてかつ騒音にならないことを条件に開発が進められた。

▲783系"ハイパーサルーン増備車"(奥)と〈ゆふいんの森〉(手前)。RM66号の表紙を飾ったカット。  ‘89.3.2 南福岡車両区 P:RM

■JR九州初のハイデッカー・ジョイフルトレイン誕生

 1989年3月11日のダイヤ改正におけるJR九州では、温泉を中心としたリゾート地として名高い大分県由布院への旅行客の需要の開拓および久大本線のイメージアップを図り、博多~由布院~別府間で〈ゆふいんの森〉の運転を開始した。

 デビュー当時の編成は、キハ71-1(Mc)-キハ70-1(M)-キハ71-2(M’c)の3輌編成であったが、好評であったため1990年には中間車にキハ70-2(M)を加えた4輌編成となった。また車体は新製されたものの、製作コストの削減のため、内燃機関や走り装置などはキハ58系とキハ65形からの再利用とされた。

 ヨーロッパ調の車体や〈あそBOY〉でも使用された難燃性木材を使用したウッディ仕上げの内装などは「快適でおしゃれな高原リゾート列車」を目指してデザインされたもの。先頭部は非貫通でレトロムードを高めるため、円形状として大型曲面ガラスを上下2段で配置。客室はハイデッカー構造で側窓は天地850mm×左右1,600mmの大型のものを採用。さらに車体側面を側窓部より10度傾斜させるなど、眺望やスピード感が味わえるように工夫されている。

▲車体色はオイスターホワイトを基調とし、コーポレートカラーであるブルーとWENSPINKのラインを側窓の下に施した。なお、写真は登場直後の撮影で、前頭部のストライプの入り方はその後短期間で変更されたため、今となっては見慣れない姿となっている。  ‘89.2.17 金沢運転所 P:RM

■〈スーパー雷鳥〉運行スタート

 JR西日本では、1989年3月11日に行われたダイヤ改正で、北陸本線〈雷鳥〉のスピードアップ(最高速度120km/h→130km/h)、およびパノラマグリーン車やラウンジカーを組み込むことによりグレードアップした〈スーパー雷鳥〉を設定した。これは1988年に北陸自動車道が全線開通するなど高速自動車道の拡充が進んでおり、それに伴いサービスレベルを大幅に向上させた高速バスが増えていることに対抗して設定されたもの。そのような事情があったため、車輌設計においてはグリーン車の充実化など、サービスレベル向上が念頭に置かれた。

 種車は、パノラマグリーン車がサロ489-1000番代(3輌)・サハ481-100番代(1輌)、ラウンジ付きグリーン車がサロ481-500番代。普通車は製造年が昭和48年以降の車輌が種車とされた。

 なお、同ダイヤ改正におけるJR各社(JR北海道は5月1日改正)では、JR東日本の〈スーパーひたち〉登場・JR東海の〈ひだ〉登場・JR四国2000系試作車の営業開始・JR九州の〈ゆふいんの森〉登場などが特筆された。

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