2019.04.02

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

今や世界一の自動車大国!「上海EV探訪」

 2002年頃からEV戦略を掲げていた中国政府は、2020年にEVを主とする新エネ車を200万台、25年には700万台という生産目標を掲げている。ただ、昨年より政府がEVメーカーへの補助金を減額したこともあり、中国のEV販売にブレーキがかかっているという見方もあるようだが、実際にはどうなのか? 上海のEVディーラーを訪問してみることにした。

 まず訪れたのは、中国国有自動車大手の北京汽車集団グループ「BAIC BJEV」のディーラーだ。この店ではEVしか販売しておらず、表には小型SUVのEX360がずらりと並んでいる。店長のウォンさんによると、この店の主力はこのSUVと4ドアセダンのEU5とのこと。セダンは生産量か追いつかず、最近ではEX360が主力でSUVの価格は9万元(約150万円)からだそうだ。オープンしてまだ2ヶ月だというが、月に約50台を販売し、低価格のクルマは50〜60代の方によく売れ、12万元以上のクルマは30〜40代の層が購入する傾向があるということである。

 ちなみに、購入者のほとんどは家で充電するそうだが、ガソリンスタンドやマンションの下に電力スタンドも整備されつつあるので、インフラにはさほど困らないそうだ。

 このほかにもGMの本社やボルボ傘下で話題の「LYNK&CO」のディーラーにも伺ってみたが、話を聞けば聞くほど日本よりEVシフト
が進んでいるように見える。

「BAIC BJEV」のディーラー。ズラリと並ぶのは、すべてEV!

これまでに販売したEVは延 べ5万7,000台、中国で最もEVを売っているメーカ ーらしい。店長のウォンさんは「同社がやがてEV販売台数世界一になるだろう」と話す。

北京、上海ではよく見かけるのが、BUICKのミニバンやキャデラックのSUV。GMが長年、上海GM、SAIC GMという2社の合弁会社により実績を築いてきたためであろう。

中国の吉利汽車とボルボが共同出資して誕生した「LYNK & CO」は現在PHEVのみのラインナップだが、今後はBEVも加わるということ。

テスラモデルXのファルコンウィングが開いて、中から出てきた女性はカートを引いて市場の中へ。EVが上海の日常に溶け込んでいると感じた瞬間。

NIUのM1 Proという電動スクーター。Baiduの元CTOとマイクロソフトの元従業員で立ち上げたブランドだ。
https://www.niu.com/en/

 
媒体:『E MAGAZINE』Vol.2

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