2019.04.08

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

実はよくわかってないかも?「EV&充電 "そうだったのか" 辞典②」

前回 に引き続き、EVや充電周りの単語を解説!

「普通充電」と「急速充電」、何が違うの?

【普通充電】
 200V(一部車種は100Vも可)で行う。自宅充電、目的地充電とも呼ばれ、実は、EVの充電方法としては、普通充電が現在のところはメイン。急速充電に比べて電池への負担も小さい。商業施設や旅館などには課金できるポール型の普通充電器が普及しているが、家庭ではEV用のプラグを備えた200Vコンセント(工事費は数千円~数万円程度)があれば、こと足りる。

【急速充電】
 高出力の急速充電器を使用。目的地への途中で行うので「経路充電」とも呼ばれる。送電線からの交流を、大容量の直流に変換して
充電する。EV のシステムは、たとえばリーフでは350Vと高電圧だが、出力50kWの充電器であれば単純計算で約140Aの大電流によって短時間で充電できる。
 
 
 電池が大容量だから、充電に時間がかかるのは当然のこと。家庭用の200V × 15A =3kWで、40kWhの電池を満充電しようとすれば、純計算で40÷3=13.3時間必要だ。急速充電器のチャデモ(出力50kW)なら、40kWhを48分で満タンにできる計算になるが、電池の特性上、満タンに近付くと充電速度が落ちるのでそうはいかない。急速充電器を使う時には「30分、容量80%まで」が目安とされている。
 
 
また、急速充電器の出力は、10~50kWとさまざまだ。中でもおおむね30kW以下の充電器は「中速充電器」とも呼ばれる。20kWの充電器では、30分フルに充電できたとしても10kWhが限度。でも、課金は充電時間に対して行われるから、50kWの充電器と同じ料金がかかる。EVの電池が大容量化しているが、道の駅などには中速充電器が多く、将来的な「使えない!」不満増大が懸念される。

「kW (キロワット)」と「kWh (キロワット時)」って?

 『E MAGAZINE』の文中に「kWh (キロワット時)」と「kW (キロワット)」、2つの単位が混在していることにお気づきだろうか。

 kWはその瞬間の電力の大きさ。kWhはどれだけの電力でどれだけの仕事をできるかというエネルギー量を示す単位だ。EVのバッテリー残量などはkWh。充電器やモーターの出力はkW、ということになる。

「V2H」「V2G」って何?

 電力供給との関係では、EVは大容量蓄電池としての機能を備えている。EVに蓄えた電気を家庭などで利用することはV2H (Vehicle to Home)と呼ばれ、すでに専用機器が市販されている。外出先でEVの電気を使うのはV2L (Vehicle to Load)で、災害時の非常用電源としても威力を発揮する。さらに、多くのEVを系統電力網と接続して電気のやりとりをするV2G (Vehicle to Grid)についても、国が支援するいくつかの実証プロジェクトが進んでいる。単に移動のためのツールというだけでなく、電力網という社会システムの一部になり得ることは、EVとエンジン車の最大の違いといえる。

媒体:『E MAGAZINE』Vol.1

NEWS of E MAGAZINE

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH