2019.04.19

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

1989年4月にプレイバック!! 『レイル・マガジン』67号と「市制町村制」施行...

▲編成は2100(Tc1)-2200(M1)-2300(M2)-2400(M2’)-2500(M1’)-2600(Tc2)の6輌固定編成。 ‘89.3.27 名港工場  P:RM

■名古屋市交通局2000形登場

 1998年10月1日に市制100周年を控えていた名古屋市では、記念行事として世界各国から様々なデザインを集めた「世界デザイン博覧会」が計画されていた。名古屋城会場・白鳥会場・名古屋港会場の地下鉄名城線沿線の3会場からなる同博覧会の輸送対策として、名古屋市交通局から登場したのが2000形車輌である。

 軽量オールステンレスVVVFインバータ制御車で、車体には名城線のラインカラーを配置。非対象の前面には大型のカーブドガラスを採用し、視認性向上を図った。前面デザインについても、傾斜角をつけることですっきりとしたスピード感あふれるスタイルとした。

 当初の導入は5編成(30輌)であったが、車輌の買い替えや名城線開延に伴う導入のため、2005年までに36編成(216輌)が製造された。また2012年度より、経年劣化した電気機器装置の更新も順次行われており、今なお主力車輌として活躍を続けている。

■横浜博覧会 開催

 1989年は「市制町村制」が施行された1889年からちょうど100年の年であったため、全国39の市が市制100周年を迎えた年であった。前項では、そのなかから名古屋市を取りあげたが、本項では横浜市を取りあげたい。

 横浜市も上記の39の市に含まれており、名古屋と同じく市制百周年を記念した大規模なイベントを行っている。横浜博覧会だ。

 同博覧会についてはRM426号でも取り上げたが、いよいよ開催となったのが3月25日のことである。会場はテーマゾーン/ヨコハマゾーン/海と船のゾーン/アートミュージアムゾーン/フェスティバルゾーン/イベントゾーン/パビリオン出展ゾーンに分かれており、現在も残る桜木町駅の「動く歩道」や、当初の場所からは移設されているが、横浜のシンボルの一つとなっている大観覧車「コスモクロック21」が建造されたのも同博覧会に合わせてのことだった。

■桜木町駅前広場に豪華寝台客車「夢空間‘89」が出現

 JR東日本では横浜博覧会の開催にあわせ、根岸線桜木町駅前広場にて「夢空間‘89」と題した展示を、3月25日より行った。この展示では、将来の豪華な寝台列車の基となるべく設計された新しいタイプの客車である“デラックス・スリーパー”(オロネ25 901)、“ラウンジカー”(オハフ25 901)、“ダイニングカー”(オシ25 901)の計3輌が一般公開された。

 “デラックス・スリーパー”には、2人客室3室が備えられており、室内には応接室・寝室・バスルームの3室が用意された。バスルームにはバスタブが設けられたほか、衛星放送が受信可能なテレビやカード式電話などが設置されるなど豪華な設備とされた。日本車両が製造、高島屋が内装を担当した。

 “ラウンジカー”の室内は、半円形のバーカウンターを中心に1人用ソファおよびピアノが備わるほか、車端には電話室、出入口付近にはアール・ターボー調のトイレ、洗面所が設置された。富士重工業が製造、松屋百貨店が内装を担当した。

 “ダイニングカー”は従来の車輌とは一線を画す展望食堂車となっており、最後尾で流れゆく景色を眺めながらの食事が楽しめる仕様。展示中にはレストランとしての営業を行っていた。東急車輌が製造、百貨店が内装を担当。

 これら3輌は桜木町駅前広場での展示終了したのち、1989年10月25日に初の営業運転を行い、1991年からは一般の臨時列車として活躍。〈夢空間北斗星〉などとして運転された。

▲桜木町駅前広場で展示された“デラックス・スリーパー”。 ‘89.3.20 桜木町駅前広場 P:RM

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