2019.07.03

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

メーカーの未来が見えるConcept EV⑤HYUNDAI

08:『スター・ウォーズ』の 「AT-ST ウォーカー」が、いよいよ現実に?「HYUNDAI」

 世界最大級のエレクトロニクス見本市であるCES2019において、韓国の現代自動車は4つの"アシ"を持つコンセプトカー「Elevate」を発表した。これまでのクルマのように車輪で走行するほか、アシとなるアームを伸ばして歩行することも可能とされており、ご覧のとおり、もはや何でもありといった様相をしているのである。

 UMV(アルティメット・モビリティ・ヴィークル)と位置づけされたこのコンセプトモデルは、具体的にいえば四足歩行ができるロボットであるため、道なき道を進むことができる。そのため、これまでのクルマやトラックではたどり着くことができなかったような、建物が崩壊した災害現場での救助に使われたり、階段の昇降が可能なことを活かして歩行困難者宅の玄関前まで送迎したり、ということも想定されているという。四足歩行時も、コックピットを平行に近い状態で制御できるというところも、このコンセプトのポイントとなっている。
 
 66kWhのバッテリーパックを備えたEVパワーユニットを動力とし、上下に分割することができるプラットフォームを採用したことで、車体上部を別のユニットに付け替えることも可能とされており、用途に合わせた拡張性が持たされている。哺乳類と爬虫類の歩行パターンを再現することができ、5フィート(1.5m)の壁を乗り越えたり、穴を跨いだりすることができるため、さまざまな地形に対応することができるとされている。

 通常は車輪を使って高速移動を行い、山の中などに入るときには立ち上がって自立歩行を行うこのElevate、どこか懐かしいような気もする。そうだ、これは『スター・ウォーズ』の「スノーウォーカーAT-AT」、「All Terrain Armored Transport (全地形用装甲輸送機)」ができたんだ。なんとも夢の広がる話だ。

HYUNDAI Elevate:
車体上下を分割することができるプラットフォームを採用している。タクシーなどの送迎用や、災害緊急用、観光用など様々なタイプが作られるかもしれない。この拡張技術は、ほかでもぜひ流用してほしいところ。

発表された画像からは、オフロード車よりも高い走破性、キャタピラー車よりも速いスピード、という、これまでのクルマに望まれてきた性能とは相反するような、"歩く"という機能が加わることは、立ち入れるフィールドがさらに広げられることが伝わってくる。

 
 
Text:Hiromi Takeda ,Dan Komatsu
媒体:『E MAGAZINE』 Vol.2

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