2019.07.04

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

メーカーの未来が見えるConcept EV⑥VOLVO / RENAULT / ...

09:自動運転の導入で車内はハンドルの無いリビングに。「VOLVO」「RENAULT」「ROLLS-ROYCE」

 もはやごく近い将来には実現するであろう完全自動運転技術は、クルマという乗り物のあり方を変えるものとなる。

 想像してみてほしい、例えば家を出てクルマに乗り込むと、あなたの性格や生活をすでによく知っているAIが、体調や天気について語りかけてくる。AIとたわいもない会話をしつつ目的地を設定すれば、その場所までオートパイロットで送り届けてくれる。

 運転が必要ないということは、もはや免許制度すらも無意味なものとなるのかもしれない。そうなれば、子どもたちだけでもクルマを使って通学したり、映画の鑑賞をしながら移動したりすることも可能になるのかもしれない。そのようになればクルマを利用する幅は格段に広がってゆくことだろう。

 ここで紹介する3メーカーは、そのような世界になることをイメージして、これらのコンセプトモデルを作り上げた。どのモデルも、運転席を設置していない。大きくはリムジンやハイヤーなどの代わりとしての役割を担うロボットカーであり、快適な移動空間として作られている。

 どのブランドもラグジュアリーなスタイルでまとめられているが、これらが実現し、普及が進めば、誰でも日常的に利用できるような簡素化したもの、低価格化したものも出てくるであろう。

VOLVO 360c:
完全自動運転化を想定した「360c」を発表したボルボ。ライバルはクルマではなく、短距離飛行機だ。360cは自宅まで迎えに来て、目的地まで自動運転で送り届ける。一方飛行機での移動となると、空港への移動時間やセキュリティチェック等を合わせた時間が必要となってくる。そう考えると、300km程度の距離であれば、360cの利便性のほうが高いと見込んでいるのだ。

 
 

RENAULT EZ-ULTIMO:
これまでルノーが開発を進めてきた、ロボットカーコンセプトモデル3部作を締めくくる「EZ-ULTIMO」は、観光での利用を想定して作られている。レベル4の自動運転技術、ドアの広い開口、プライバシーガラスなどを採用しており、大理石やレザーがあしらわれたインテリアは、さながらラウンジのような空間とされる。世界中の観光地で見られる日が来るかもしれない。

 
 

ROLLS-ROYCE 103EX:
2004年に創立100周年を迎えたロールス・ロイスが、さらに100年後のロールス・ロイスをイメージして作られたコンセプトカー「103EX」。完全自動運転とされており、シートやハンドルをはじめとしたいわゆる運転席は廃された。後方にゆったりとしたソファが配置され、極上の移動空間が演出されており、ロールス・ロイスならではのショーファードリブンとなっている。

 
 
Text:Hiromi Takeda ,Dan Komatsu
媒体:『E MAGAZINE』 Vol.2

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