2019.08.20

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

街唯一にして、全米注目のヴィンテージ古着屋。「WOODEN SLEEPERS」

 レッドフックは 18世紀に建てられたレンガの建物や石畳の道もある、昔の情緒を感じられるブルックリンの港町。かつては失業者村としても知られていたが、今ではレストランやバー、ギャラリーがあり、革職人、鍛冶屋、陶芸家、家具屋、写真スタジオ、ファッションデザイナーなど、様々なアーティストや職人が居を構えている。

 「僕がSOHOやウィリアムズバーグのようなショッピング街ではなくレッドフックに店を開いたのは、この小規模な街のコミュニティに参加したいと思ったからさ」。そう話すのはヴィンテージ古着屋「ウッデンスリーパーズ」の店主、ブライアン。

 「僕の店では時代を気にせず、店のビジョンに合ってさえいれば1930年代のものでも1990年代のものでも関係なく置いている。僕は物の貴重さというより、ユニークなものを作り出すためにスタイルをミックスすることの方が重要だと思っているんだ。たとえば今日の僕の服装。ミリタリーの上下を着ると戦争映画の中のキャラクターのように見えちゃうけど、こんな感じに50年代のミリタリージャケットと80年代のブルックスブラザーズのシャツを組み合わせると、ファッションになるよね?」

 ヴィンテージを自由に楽しんでほしいという彼の思いは、レッドフックの住民やニューヨークの洋服好きたちに伝わり、いまでは街を代表する人気店に。ブライアンは古着と共にローカルのレザー職人のアイテムなどを店で販売することで、さらにレッドフックを盛り上げようとしている。

工場のユニフォームとして作られたツナギのヴィンテージ。社名はやはりプリントでなく、手間がかかった刺繍。ワークウェアなのにどこかチャーミングだ。

「ノスタルジーは常にヴィンテージの原動力だけど、今みんなが古着に興味関心を持っているのは"ほかの誰も持っていない物がある"からかもしれないね」

ミリタリー、アイビー、アウトドア、ワークウェアに焦点を当てて、バランスよくヴィンテージを展開。

2014年に街唯一のヴィンテージ古着屋としてウッデン・スリーパーズを開いたブライアン。オープン以来、同店を目指してレッドフックを訪れる人が増えたのだとか。

 
 
WOODEN SLEEPERS
 Address:395 Van Brunt Street, Brooklyn, NY U.S.A.
 Tel:+1 718-643-0802
 営業時間:12:00~18:00 (水曜~日曜) 月曜・火曜定休
 https://wooden-sleepers.com/
 
 
Text:Junpei Suzuki
媒体:『VINTAGE LIFE』 Vol.21

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