2019.09.05

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

現代に蘇る伝説のマシン。「PORSCHE 935」

 2018年9月、カリフォルニア州のラグナセカ・レースウェイで開催されたクラシック・ポルシェの祭典 "Rennsport Reunion VI"でワールドプレミアされた衝撃の1台。なんとあの往年のマルティニ・カラーを身に纏い、そしてスラントノーズ……。あの伝説のナンバーがポルシェに帰ってきたのだ!

 もちろんオマージュとなっているのは自らの祖先、935シリーズである。ポルシェ935は1976年に当時のFIA、グループ5シルエットフォーミュラクラスに合わせて開発されたレーシング・コンペティションモデルだ。今回リバイバルとなったモデルにも935のナンバーが与えられ、ポルシェは935(Type991 Gen2)と表記し、区別している。

 先代同様、公道モデルはなくレーストラック専用モデルとなる。ただ、先代はグループ5ホモロゲーションを取得し、圧倒的な強さを誇った完全なるレーシング・コンペティションモデルであったのに対して、Type 991 Gen2はクラブスポーツやプライベートでのレーストラック走行用である。

 ポルシェ自身はこの935での国際レース参戦は考えておらず、開発に当たってもレースシリーズのホモロゲーション取得などを全く考慮せずにデザインされている。ただし、安全基準などはFIAが定めるレギュレーションに沿っている。

 935のベースとなったのは公道モデルの911GT2 RSで、ボディをカーボンファイバーに変更。フロントのスラントノーズはもちろんだが、ストリームライン形状のリアセクションは、往年の935/78を彷彿とさせる。全長は4.87m、全幅は2.03mに達し、全長に至ってはベースのGT2 RSから30㎝以上も拡大されている。

 搭載されるエンジンは3.8リッター・ツインターボユニットで、515kW(700hp)のを発揮。7速PDKギアボックスを介して後輪を駆動する。

 さて気になるプライスタグだが、701,948ユーロで、生産台数は僅か77台。2019年の6月からのデリバリーを予定している。
 
 

PORSCHE 935:
Weight:ca. 1,380kg Length:4,865mm Width:2,034mm (incl. side mirrors)
Total height:1,359mm Wheelbase:2.457mm Water-cooled 6-cylinder twin-turbo 3,800 cc
515 kW (700 hp) 7-speed PDK gearbox

 
 
Photo:Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG. 
Text:Shin Watanabe
媒体:『VINTAGE LIFE』 Vol.21

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