2019.09.10

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

ワイルドでタフ、それでいてクリーン。「ATLIS」

Mark Hanchett によって設立されたATLIS MOTOR VEHICLESの第一号車。カーデザイナーや機械工学士、バッテリーシステムエンジニアなど選りすぐりの精鋭たちがチームに加わり、生み出されたこのXTピックアップトラックは、第一号車にして高い完成度を誇る仕上がりとなった。

 ピックアップトラックは、日本における日常生活でこそ異端な存在であるが、アメリカをはじめとする大陸規模でのクルマ文化には、深く根付いているセグメントだ。

 そもそもは多くの荷物を積載して運搬するために生まれたピックアップトラックだが、現在では乗用車としても快適かつ安全な上、スピードや走破性なども求められる存在となった。そしてそれらの求められるものの多くは、内燃機エンジン車よりもEV車のほうがメリットはある。

 例えばその大きな体躯は、動力的な観点で考えるとエンジンの場合燃費が悪い。一方EVならば、初速段階で大きなトルクを発生できることや、バッテリーも多く搭載することで、より航続距離を伸ばすことが可能となる。ここで紹介するアメリカのATLISも、そういった点に着眼したひとつのベンチャー企業だ。

 ATLISが手掛けたXTピックアップトラックは、0-60マイル(約100m)は5秒、最高速度は時速約200㎞というスペックを掲げている。最近のEVモデルのスペックを知っており、若干麻痺気味になってしまっているため、EV業界におけるこの数値自体がものすごいものかどうかという話は置いておくが、そのほかに公表している約800㎞の航続距離はかなりのものであり、さらに自社開発の急速充電設備を使用すれば、15分でフルチャージできるというのも大きなポイントだ。

 デザイン面では直線を基調としながらも、無骨過ぎずエレガントな雰囲気でまとめられているほか、インテリアは優雅さを演出しつつ巨大なタッチスクリーンディスプレイが設けられ、総じて"プレミアム・ピックアップ"とでも呼べるようなスタイリングになっている。

 ベースとなるシャシー内にバッテリーとモーター両方が収められており、その上にボディが乗せられる構造となっており、ピックアップトラックの特徴である後部荷台のほかに、フロントフード内にも広々としたトランクエリアが設けられている。

 これまでのピックアップであればエンジンが収まっていたスペースが見事に有効活用されている。前述したEVならではのメリットはここにも表れているのだ。ここにきて多くのベンチャーがEVピックアップトラックの開発に着手してきているが、これも大きな理由なのではないか。ATLISはその中でも注目度が高く早期の販売が待たれている一台なのだ。

乗り込んでまず目につくのは、この高級感漂う巨大なタッチスクリーンディスプレイだろう。

スタイリング、走破能力、快適な居住性などフルサイズピックアップトラックに求められるすべてのものを妥協することなく実現したという、XTピックアップトラック。

驚異的な航続距離と超急速充電時間を誇るほか、フロントにトランクを設けたのもEVでこそ、可能となったアイデアだ。

XT PICKUP TRUCK:
モーター最高出力/ー  航続距離/最長500マイル  バッテリー容量/ー  0-60mph加速/5秒
発売時期/2020年後半予定  価格/45,000USD  自動運転、AI仕様/あり(レベル5を目指す)

 
https://www.atlismotorvehicles.com/
 
媒体:『E MAGAZINE』 Vol.2

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