2019.09.12

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

モンスター田嶋が手掛ける、新たなEVの世界。

全長4,850×全幅2,100 ×全高1,190(㎜)の「Monster E-Runner KODE6」は2020馬力を 発揮する。

 モンスター田嶋こと田嶋伸博選手といえば、ラリー、ダートラなどで活躍したレーシングドライバーで、パイクスピーク・インターナショナルヒルクライムへ長年参戦しており、過去7度の優勝(うち6年連続優勝を含む)を果たした人物だ。

 また、過去には監督として世界ラリー選手権JWRCクラスへ参戦してもいる。モータースポーツ以外にも、各種輸入車ディーラーの経営、そしてモンスタースポーツというカスタムパーツブランドやその直営ショップなどの運営、アクションスポーツカメラ「GoPRO」の日本輸入総代理店事業からキャンピングカー事業まで幅広く展開している。

 その田嶋氏が現在取り組んでいるのが、EV事業だ。APEV(電気自動車普及協会)の代表理事に就任し、パイクスピークでも、それまでの内燃機関車での参戦から一転、2012年から電動車両「モンスタースポーツE-RUNNERパイクスピークスペシャル」で参戦をするなど、電気自動車に関するさまざまな活動を行っている。

 そして、電動車社会の可能性を追求し普及させるべく立ち上げた会社が「タジマEV」である。タジマEVは昨年末、低価格で誰でも乗れる便利で身近なモビリティのプロジェクトの領域から5機種、そして世界に誇れる最高性能を持つハイパーEV車両1機種の概要を発表した。

 公共交通の廃線によってニーズが高まる買い物困難者の足としての利用を考えた、22名乗りのグリーンスローモビリティ・バスであったり、超小型モビリティであったり、実際のこれからの時代に必要な現実問題・課題をクリアしていくモビリティも発表となった。こちらは基本コンポーネンツを共通化することで、社会問題を解決する低価格の普及モデルを出していくという。

 そして、ハイパーEV「モンスターEランナーKODE6」は、2019年8月にアメリカ・カリフォルニアで開催となるモントレー・カー・ウィーク内で正式発表する。フロントに2輪、リアに4輪を持つこの6輪車両の特徴は、カーボンモノコックを採用したシャシー内部にバッテリーを搭載し、かつシャシー前後の断面を開放して、空気を取り込んで通すことで、バッテリーを冷却するという方式を採用している点。その価格だが280万ドル(日本円で約3億円)を予定している。社会問題の解決とクルマ好きを楽しませるEVが早く登場することを期待したい。

「ラスト1マイル問題」を解決する超小型モビリティの領域では2名乗車の「E-Runner MV1(Micro Vehicle)」。

車両制作だけでなく、実証実験なども展開し、タジマEVは今後日本のEVの一部領域をけん引するかもしれない。

 
 
https://www.tajima-ev.com/
Text:Yoshiaki Aoyama
媒体:『E MAGAZINE』 Vol.2

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