2019.09.18

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

アーリー911にこだわり、新車のように蘇らせることができる聖地。「CarParc...

 「CarParcUSA」は以前にご紹介した「ヨーロピアン・コレクタブルズ」からも程近い、オレンジ・カウンティ、コスタメサにショップを構えるショップ。911の初期モデルをメインにフルレストレーション、メンテナンス、委託販売などを行っているアーリー・ポルシェ・スペシャリティだ。

 オーナーのHenk Baars氏は1980年代にオランダで「CarParc」をスタート、その後カリフォルニア州、コスタメサに本拠地を移してポルシェ911 の初期モデルを中心にconsignment(委託)セールス、レストレーション、メンテナンス業務を行っている。ヨーロッパ出身のレストレーションショップということもあり、特にドイツ、オランダからの独自のパーツネットワークに強く、地元だけで無く全米のポルシェオーナー達から厚い信頼を得ている。

 また「CarParcUSA」がフルレストレーションを手がけた911は、細かい年式ごとのディテールが忠実に再現され、厳しいジャッジが行われるコンクールデレガンスで、常に高得点を獲得。様々なクラシックカーイベントでアワードウィナーの常連となっている。

 「CarParcUSA」のショップに足を踏み入れると、そこは埃まみれの板金店のイメージとは全く違う光景が広がる。埃ひとつ落ちていないモダンで清潔なワークエリアは、まるでトップレーシングチームのファクトリーのようだ。

ワークショップにもかかわらず、アーティスティックな911の写真が飾られ、そこはミュージアムのような雰囲気さえも漂う。

1980年代にオランダで「CarParcUSA」をスタート。その後カリフォルニアに本拠地を移したオーナーのHenk Baars。少数精鋭でコンクールデレガンス・クオリティの911レストレーションに励む。

 
 「CarParcUSA」のフルレストレーション工程は、内装パーツや取り外すことができる外装パネル、エンジン、ドライブトレインも全て取り外し、さらに塗装も剥がされ、ホワイトボディの状態にされる。

 ダメージ、腐食箇所、ヒット歴のある箇所は慎重にボディワークが施され、修整。さらに各年式、モデル別の専用治具で寸法関係を綿
密に再チェック。ボディの歪みなどを見逃すことなく下地処理、塗装工程に入る。

 「CarParcUSA」の職人達の作業は、パーツの一つ一つをまるで宝石を扱っているかのように丁寧かつ愛情を注ぎ、アーリー911たちを次々と新車のコンディションに蘇らせている。

 ここ「CarParcUSA」も毎年3月にロサンゼルス、オレンジ・カウンティのSo-Calポルシェ・イベントウィークでオープンハウスを開催している。是非ともチェックしてみたいポルシェ・スペシャル・ショップだ。

10〜15台が収まる「CarParcUSA」のワークショップではボディワークからエンジン、トランスミッション、サスペンションなど、一通りの作業をこなす。

「CarParcUSA 」では各年式、モデル別の寸法データを把握しており、専用治具でディメンションを確認。ボディの歪みなどが発生しいた場合は、キッチリと修正してからレストアを進行する。

「CarParcUSA 」ショップはまるで911がビルの窓から飛び出しているようなディスプレイ演出で、様々なクラシックカーショップが建ち並ぶエリアでも際立つ存在だ。

 
CarParcUSA
 Address:1701 Pomona Ave Unit B, Costa Mesa CA 92627
 http://early911specialist.com
 
 
Photo : Soichi Kageyama
Text : Shin Watanabe
媒体:『VINTAGE LIFE』 Vol.21

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