2019.09.27

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

米自動車文化の発信拠点。PETERSEN Museum④「唯一無二、特別なモータ...

自動車の国、アメリカ。世界のどこよりも早く沢山自動車を消費し、その発展に貢献してきたこの国はまた、早くから自動車を"文化"として捉えてきた国でもある。そのアメリカにある自動車博物館の中でも、ロサンゼルスにある"ピーターセン・ミュージアム"は比較的新しい部類に入る博物館といえるだろう。

 ピーターセン・ミュージアムに展示されているのは、歴史に名を遺すヴィンテージカーや、スーパーカーだけではない。2018年に開催された「カスタムレボリューション」というモーターサイクルコレクションは、世界各国の選りすぐりのビルダーたちが手掛けた二輪モデルであり、脳内のイマジネーションを掻き立てられる前衛的なデザインを持つ、芸術品と呼ぶのにふさわしいものだった。

 そもそもここ数年におけるカスタムモーターサイクルシーンは、盛り上がりの一途を見せている。米ローランドサンズを筆頭に、日本をはじめ世界中のビルダーたちが、メーカーの依頼でカスタムバイクを手掛ける時代となっているのだ。

 機能性を優先して新型車を生み出すメーカーモデルと違い、デザイン面においての魅力や、使用する素材を重要視して作られるビルダーたちのモーターサイクルは、業界の未来を映し出しているかのようで、それらを一堂に集めたこのイベントは、誰の目にも斬新に映ることだろう。古いという境ではなく、"創造"というニュアンスで作られた特別なモーターサイクルの一部を紹介する。

2015 WHITE PHANTOM:ドイツのKINGSTON CUSTOMが手掛けた一台。1986年型のBMW・R80RTがベース。ボクサーエンジンにターボチャージャーを追加したレコードブレイカースタイル。

2015 PETAROD:スペインのEL SOLITARIO MCによって作られたモデル。1993年型ドゥカティ・900SSをベースとしている。複数取り付けられた巨大なヘッドライトに目を奪われる。

2011 BLACK:LAに拠点を置くFalcom Motorcyclesは、昨今注目されているビルダーだ。1952年型ヴィンセント・Black Shadowをベースとしたモデルは、シンプルで潔い機能美を放つ。

2014 J63 SCHWANTZ:アメリカのREVIVAL CYCLESがドゥカティ・900SSをベースに作り上げたモデル。直線と曲線を組み合わせたフレームデザインはLツインエンジンの美しさを強調。

2013 RONDINE:モトグッツィ・FalconeをベースにしMEDAZA MOTORCYCLEが手掛けたモデル。オリジナルのガーターフォークから流れるようなボディラインが、とても美しい。

 
 
PETERSEN Museum  https://www.petersen.org/
 Address:6060 Wilshire Blvd, Los Angeles, CA 90036 USA
 営業時間&料金:月〜金=6時〜8時 $20/8時〜23時 $16/土、日 6時〜23時 $16
 
 
Photo:Sochi Kageyama
Text:Yoshio Fujiwara
媒体:『VINTAGE LIFE』 Vol.21

NEWS of VINTAGE LIFE

ARCHIVES

RANKING

POPULAR TAG

NEWS

SEARCH