夏の暑さもようやく落ち着き、我が家のねこ達はぬくもりを求めて、一緒に寝てくれるようになってきました。横に寄り添うことはなく、必ず足元付近にいるのが少々残念ではありますが。
さて、今回はキジトラのぽち男についてお話ししたいと思います。ぽち男とたま子は兄妹で、生まれてからずっと一緒。だから彼らはとても仲良しです。昼寝も一緒にしたり、ときにじゃれ合ったりしています。ぽち男は犬のサブロー以上に、人間に対して従順です。家のどこにいても名前を呼べば、必ず近くへ来てくれます。さらに、近くにいるときに名前を呼べば、何か喋って対応してくれます。
ちょっと小太りなところも愛嬌があって、何をしても怒られないキャラを確立しています。元々おとなしい性格なので、いたずらもそれほどしないのですが、スーパーで買ってくる野菜の葉っぱをかじるのがなぜか好きで、ムシャムシャと柔らかい部分を食い散らかします。
そんなに葉っぱが食べたいのかと、ちぎってあげるとなぜか食べません。丸ごとかぶりつくのが好きなようです。なんでかな。
ぽち男はちょっとビビリな性格ながらも好奇心は旺盛で、人がくれば必ず近づいていきます。先日も工事に来た作業員の方をじっと見つめて、とても可愛がられていました。抱っこは嫌がるけれど、撫でられるのは好きなようです。
朝は必ず枕元に来て起こすのが日課です。しかし、それがまた微妙な時間帯に起こすのです。おおよそ起きる1時間半前くらいで、太い手を顔にペシペシと当ててきます。お腹が空いているのかと思えば、そうでもないらしく、とりあえずかまって欲しい感じ。あまりにしつこい時は怒るのですが、それも彼には効きません。かえって体を力いっぱいすり寄せてきます。
そんな、ほんわかしたぽち男のことが、うずらは大好きです。そしてたま子も、ぽち男に寄り添っています。なにげに我が家イチの人気者だったりします。





媒体:『ねこ』 NO.104