2019.11.26

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

「たまぽち、ときどき、 サブロー +うずら日記」その14

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ねこという生きものは、洋の東西を問わず、今も昔も自由気ままにふるまい、その愛らしい姿にねこ好きはつい心を奪われてしまうもの。旅先で出会った異国のねこたちもまた、旅人の心を癒してくれるオアシスのような存在です。

 先日、イタリアへ行ってきました。その日の仕事を終えてから東京を夜中に飛び立ち、現地時間の朝にローマへ到着。そのままレンタカーを借りて、一路フィレンツェへ。

 イタリア中部に位置するトスカーナ地方は、フィレンツェやピサといった歴史的観光名所がある一方で、街を抜ければ田園風景の広がる、のどかな雰囲気がお気に入りです。数年前にもレンタカーを借りて、目的地も決めずにその日に空いている宿に泊って転々と過ごしたことがありました。

 今回もまた目的を決めることなく、なんとなくクルマを走らせ、行き当たりばったりの旅にしました。スマホがあれば地図も見られるし、宿も簡単に予約ができるので難しいことはありません。

 今回訪れた場所は、フィレンツェの中心部から南西方向へ50〜60㎞離れた、モンタイオーネという小さな村。ここは有名な名所などなく、見渡す限り小高い丘とぶどう畑とオリーブ畑が広がる田舎街です。検索したら近くにレストランのついた宿があったので、今日はそこへ泊まることにしました。

 広々とした敷地内にある宿は、ワインの醸造所を改造した建物らしく、その当時の面影が残されていました。チェックインを済ませて部屋へ行く途中に、大きな白い犬が堂々とお休み中。その横にはブチ柄のねこがウロウロ。最初は警戒していた素振りを見せていたのも束の間、呼んでみたらあっさり近づいてきました。

 荷物を部屋に入れ、辺りを散策しようとしたら、今度は窓越しから黒いねこがこちらを見ていました。この田舎町に日本人が来たのが、よっぽど珍しかったのでしょうか。するとほかねこもウロウロと集まってきました。レストランの裏手には、ステンレスのボウルが置かれており、どうやら彼らの夕飯の時間が近づいていたようです。散歩から戻ってくると、彼らはボウルの頭を入れて夢中でご飯を食べていました。食べ終えると、その姿はすっかり見えなくなり、早々と何処かへ帰っていきました。

 翌朝再び彼らは集まり、陽の当たる場所でゴロゴロと自由気ままに過ごしていました。自分も帰り支度をして、荷物をクルマへ積み込み、彼らに別れを告げてモンタイオーネの村を後にしました。家にいる我が家のねこ達は何をしているのだろうか……そんなことを思いながら、今日も自由気ままにドライブするのでした。

たーんと食べて大きくなれよぉ

チャオ! どっから 来たの?

窓の外からボンジョルノ

イタリア土産、楽しみニャ~

 
 
媒体:『ねこ』 NO.110

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