2020.04.07

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

眼科をリノベーションしたレトロモダンな建物でスイーツ三昧「宮原眼科」

1920年代の建物をリノベーション

 台鉄台中駅付近のエリアにある、歴史を感じさせる赤レンガの建物。そのエントラントに、若い女性やカップルがどんどん吸い込まれていく。建物の外にある通路には、何やら長い行列も。ここは通称「眼科」と呼ばれる、「宮原眼科」。眼医者に若い女の子達の行列? と思われる方もいるだろうが、実は歴史のある建物をリノベーションした、スイーツ中心のショッピングモールとなっており、若い女性のお客さんが多いのも納得です。

 「宮原眼科」は元々、1920年代に日本の医師である宮原武熊氏が開院した、その名の通り眼科の医院。大戦後は台中衛生院となるなど時代の流れの中で生き残ってきたが、建物は老朽化。さて、この建物をどうしようか? という段になって名乗りを挙げたのが、台中の日出グループ。

 日出グループは、台湾の名物であるパイナップルケーキやチーズケーキで有名なスイーツのメーカー。この日出グループがリノベーションを行い、スイーツを中心としたショッピングモールとして再生したのが、現在の「宮原眼科」というわけだ。ちなみに日出グループは、台中市内に数店舗のショップを出店しているという。

旧い資料館のような店内には豊富なスイーツが並ぶ

 さてその「宮原眼科」、赤レンガの建物の中に入ってみると、まずは高い吹き抜けに圧倒される。さらに高い天井まで届くような書架を思わせるインテリアから、一瞬何かの資料館? とも思ってしまうが、徐々に目線を下げていくとさまざまなスイーツのパッケージが並んでいる。そしてさらに回りを見渡してみると、スマホなどでパチパチ写真を撮っている姿が多数。

 余談になるが、台湾の方は日本人以上にいわゆる“映え”的な写真が大好きで、ここに限らず映えそうなスポットが人気となっている。中には、わざわざそれ用の衣装(コスプレ?)を着て、時間をかけて写真を撮っている姿も。その映えに対する情熱に驚かされることが取材中に何度もあったことも、合わせて記しておこう。

 そんな写真を撮っている人々を横目に店内をひと回りしてみると、チョコレートやパイナップルケーキなど日出グループの主力商品が、至るところにディスプレイされている。パッケージも台湾をイメージさせるデザインが多く、観光ついでにここでお土産を選ぶのもいいだろう。ちなみに、視力検査をイメージさせる紙袋など、眼科をリノベーションしたショップらしい演出も楽しい。2階には台湾料理のレストランもあるので、買い物に疲れたら食事休憩をとることもできるようになっている。

アイスクリームショップには長い列が

 店内でお土産を物色したあと外に出てみると、通路のところに何やら長い列が。気になってその列の先頭まで歩いてみると、そこにあったのは「宮原眼科冰淇淋」というアイスクリームショップ。市内にもう1箇所店舗があるそうだが、中でもここはいつも行列ができる人気ショップだという。ショップの中を覗いてみると、長ショーケースの中にはバニラやストロベリー、マンゴーなどさまざまなフレーバーのアイスが並べられている。まずはその中からアイスを選んで、好きなトッピングを加えていくというのが、「宮原眼科冰淇淋」のスタイル。

 「宮原眼科冰淇淋」から出てくるひとの手には、それぞれさまざまなトッピングを加えたカラフルなアイスが握られている。ナチュラルテイストの味もそうだが、いかにカラフルな見た目にするかというのも、この「宮原眼科冰淇淋」の楽しみ方。店外ではまず味を確かめる前に、スマホなどでパチリ。そう、ここもいわゆる“映え”スポットのひとつということ。「宮原眼科」には、このほかタピオカミルクティーなどが楽しめるお茶屋さんなどもあり、そちらも人気となっている。

 旧い眼科をリノベーションした、「宮原眼科」。実はここから数百メートルの場所にある、旧い銀行の建物をベースとした「臺中市第四信用合作社」というリノベーション・ショップも人気となっている。このショップも日出グループがプロデュースしたもの。こちらでもアイスなどが食べられるので、ちょっと足を伸ばしてみるのもいいかもしれない。

宮原眼科
住所:台中市中區中山路20号
営業時間:10:00~20:00
定休日:無
https://www.dawncake.com.tw/
 
 
Photo & Text:Hiroyuki Kondo

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