2020.04.13

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

世界中のフリークが注目する台中市のVWパーツメーカー「VINTAGE SPEED...

 1938年、ドイツの首相・ヒトラーの号令で国民車として開発されたビートルは2003年までの間、世界で2150万台が製造されたという、誰もがそのルックスを知っている人気のクルマです。そのためVWフリークは世界中にいて、今でも各地でイベントが開催されるほど熱心なファンが世界中にいるのは有名な話です。

 ここ数年、アフターマーケットパーツの発売によってVWフリークに浸透してきたのが、『VINTAGE SPEED』というパーツメーカーです。ここ数年、日本をはじめアメリカやヨーロッパでもディストリビューターを増やし、ステンレス製マフラーやシフターなどの商品を開発しており、クルマの年式に合わせたパーツを供給しています。

 この『VINTAGE SPEED』は台湾の中部、台中市にあります。ファクトリーとショールームが併設され、アポイントを取れば会社を訪問することも可能です。大きな工場の入り口でセキュリティにアポイントがあることを説明すれば、クルマを敷地内に入れてもらえます。

 出迎えてくれるのは、日本人の奥さんがおられ、自身も日本語が堪能な代表のミンタン・リー氏です。1階のショールームには同社が販売している空冷フォルクスワーゲンのパーツをはじめ、ポルシェ356の展示車両や、代表が所有するスプリットウィンドウのVWなど、貴重なコレクションが展示されています。

 2階には、レストアをして販売をする予定のクルマや、フォルクスワーゲンの多数のユーズドパーツがストックされている整備工場があります。もちろんレストア前のクルマもストックされているので、VWショップとしての出で立ちをしています。空冷VW以外のビンテージカーとしては、ミニやベンツ、空冷ポルシェなどの取り扱いがあるといいます。台中の中でも、かなりレアなクラシックカーを扱うショップといったスタイルです。

 『VINTAGE SPEED』では、クラシックカーに合わせてステンレスのマフラーを開発したり、シフターを開発したりと新商品も世界に送り出しています。世界各地に代理店もあるので、アフターフォローがしっかりしているのも非常にいいところではないでしょうか。代表自身も空冷VWオーナーなので、実際に自社の商品を使った上で、信頼できる商品を開発しているのです。

 毎年12月にはオープンハウスとなり、多くのクラシックカーが台湾から集まってくるので、その時期に合わせて訪問しても楽しいかもしれませんね。2日間開催されるオープンハウスには約2,000人、400台近いクルマが集まるといいますから、クルマ好きには気になるショップですね。クラシックカーに偏りますが、クルマに興味のある方にはチェックしてもらいたいスポットです。

 なお、この付近には台中で有名な「藍色公路」があり、夜になるとドライブがてら写真を撮りに来る人たちで賑わっています。また、もう少し進んだ場所にある「望高寮」は台中で見られる綺麗な夜景スポットとしても人気です。VINTAGE SPEEDに行った後は、ぜひこの二つのスポットも訪れてみてはいかがでしょうか?

 ただし、台中駅からはクルマが必要になるので、タクシーを利用するといいでしょう。台中のタクシーは最初の初乗りが70台湾元(約248円)で、台中駅からファクトリーまではタクシーでおよそ400元(1,392円)くらいです。

どこまでも真っ直ぐな「藍色公路」。SF的な情景が広がる。

望高寮の夜景。

 
 
 
408台中市南屯區工業區二十五路16號
 https://www.vintagespeed.com.tw/
 
Text:Jun Ishihara

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