2018.04.01

大人の趣味の為のライフスタイルマガジン「IN THE LIFE(イン・ザ・ライフ)」

イタリア、ビエラの豊かなヴィンテージ&ガレージライフ

ミラノから北西へ一時間半。 ビエラという街に、ストラトスをはじめとするヴィンテージカーが、ズラリと並ぶお屋敷があるらしい。 そんな噂を聞いて、早速お邪魔させていただいた。

 ミラノから北西へ一時間半。この日お邪魔したのは、イタリアはビエラにあるグイド氏の邸宅。午前中まで氏は、なんでもパリにあるもうひとつの家にいらっしゃったということで、夕方お邪魔したのだが、門に入ってからしばらく公園の中のような道を走ると、高台にはクルマ寄せのある大きな建物が建っていた。

高台に建つアヴァンデーロ邸。一般の邸宅と いうよりも、そのスケールは公園、もしくはリゾートホテルに近い。

 大きな建物から出迎えてくれたのは、真っ白なシャツにさわやかなグリーンの短パン。そして、スリップオンが似合うグイド氏。彼のあとには、白と黒のレトリバーが寄り添うようについてきている。

「よーしよし、ほら、あっちだお前、カメラ見ろよ」一見すると、お洒落なチョイ悪オヤジ。しかし、その存在感はただものではない。 「なんか飲むかい? 暑いから中に入ろう」と通してくれた部屋には、壁一面の剥製。床にもありとあらゆる動物の毛皮が敷き詰められ、うっかりライオンの頭やシマウマのたてがみにつまづきそうになるほど。
2m以上もあるシロクマも仁王立ちしており、取材班がすっかり面食らっていると「シロクマはここを狙うんだ、耳の下の首の……象の場合はここ、眉間の下のあたりかな」と教えてくれた。

 趣味はハンティング。部屋に貼った世界地図には、いたるところに赤いピンがささる。これまでハンティングで訪れた場所を記しているのだ。「シロクマはカナダの上のほう。このモノクロ写真。虎と写っているのは私の母親。彼女はハンティングの名人だったんだ」
 部屋には代々使っていたヴィンテージのライフルがずらりと並ぶ。

ハンティングもヴィンテージ

イタリアで最も権威のあるカークラブ、クラブイタリアは政界とも強いつながりがあり、かつて空母を借りての催しも開催された。

様々な動物の剥製が並ぶ別棟の一室、奥にはなんと巨大なシロクマの剥製。中央の世界地図にはこれまでハンティングをし てきた場所にピンが刺さっている。カナダ、アフリカ、南米、獲物は世界中だ。

剥製にも上手い下手があり、作り方で凶暴な表情で作ったりする人が多いのだが、グイド氏は動物の顔を自然に仕上げるのが好みだとか。アフリカで撃ち、毛皮を塩漬けにして持って帰るそうだ。

ハンティング仕様の40'sジープ

1943年製のジープはコレクターから購入したもの。 ウインチが装着されているのはとても珍しく、ポル トクチーレという鉄砲を置く台もオリジナル。「スズキの方がいいかな?」と冗談を飛ばすグイド氏。

ガレージはランチア・ミュージアム

1976年のモンテカルロラリーにシャルドネ・チームからエントリーし、2台のワークスカーに次いで3位を得たというランチア・ストラトスGr.4。屋根にはメカニックでもありドラ イバーとしても有名なマリオーリのサインが入る。

1977年にサンドロ・ムナーリ/マイガがモンテカルロラリーで優勝したマシンそのもので、グイド氏のコレクションの中でも最も有名なストラトスがこちら。

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