MOBILITY

2019.01.07

マツダ/ユーノス・ロードスターで遊ぶ「ROADSTER SHOOTOUT」

実車を感じさせなければ模型としての魅力は半減する


 タミヤのNAロードスター輸出仕様のMX-5ミアータをベースに、ドアのスジ彫りラインの彫り込みほか、ボディの面処理を徹底するなど、基本をしっかり仕上げた上で、極限までのロワードを敢行。それでいてステア機能は生かすなど、実車を意識したフィニッシュに説得力を感じる作品。ホイールはオレンジウィールズの6スポーク。ヘッドライトは開いた状態を再現するが、リフレクターやレンズなどの丁寧な工作もあって、実車と見まがうリアリティを発揮。ロールバーをインテリアと共色にするなど、アメリカのトレンドを意識したインテリアの配色にもセンスを感じる。

ロータス・エラン風アレンジが楽しい


 実車でも存在する、ロータス・エラン風ボディキットをまとったNAロードスターを再現した作品。しかし、実車よりもエッジを効かせてやや上下に薄くアレンジされ、シャープな印象となったバンパーによって、一段とカッコよく、よりエランぽく仕上がっているのがポイントだ。インテリアはセンターコンソールの除去をはじめ、シートやステアリングの変更、カラーリングなどでクラシカルな雰囲気にフィニッシュされている。ホイールはフジミのSR311用のテッチンにセンターキャップを装着している。

アメリカ西海岸の草レースを感じさせる


ボンネット以外はすべてボディ一体化され、フロントウィンドシールドすら取り除いたクラブマンレーサー・スタイルにカスタムされた1台。キャビンを覆うカウリングは、タミヤの911スピードスターのパーツを流用加工している。ベージュのカラーリングと、赤いステアリングホイール、フジミのハコスカ用スチールホイールの組み合わせが、どこかヒストリックカー的な雰囲気を漂わせている。

'60sテイストをロードスターに


 100ページの水色のエラン風ロードスターと連作となる長谷部さんのNAロードスター。こちらはロードスターの面影はそのままに、タミヤのアルファロメオ・ジュリアGTA用ホイールやローバックシート、赤のビニールインテリア、ウッドステアリング、小型の灯火類などで'60sヒストリック感を演出。センター2本出しのキャブトンマフラーも、カフェレーサーらしいディテールでクルマ全体の雰囲気にマッチしている。

USDM化と車高メイクで広がるフジミNCの可能性


 ブロンズがかった純正のガンメタとタン内装の組み合わせが、シックな雰囲気を漂わせる1台。18インチのワークマイスターや、ステア可能な絶妙な車高、抑えめのキャンバー角もそのカラーリングに見合っており、ビルダーの掲げる"オトナのUS STANCE"というコンセプトを見事に具現化していることがわかる。またサイドマーカーの追加や前後ライトハウジング内のブラックの挿し色、テールライトのフィッティングなど、灯火類の工作が巧みで、実車らしさも抜群だ。

存在感の薄いNBを迫力あるフォルムへ


 実車の印象を良く捉えた佳作キットのアオシマ製NBロードスターだが、今回のエントリーは1台のみ。ビルダーの長谷部さんは他の2台のレトロ・タッチのNAの作風とはガラリと変えて、フルエアロでボリューム感を増したNBも制作。ネジ式車高調、アオシマの16インチのTE37ホイールのリム増し、FD3Sブレーキ、トノカバー、ロールバーなどを加え、走りも意識した仕様となっている。

もはや実車!? 脱帽の塗装クオリティ


 キットの発売間もない頃に完成させたという作品だが、調色センス、塗装クオリティ、どれをとっても文句のつけようがない素晴らしいフィニッシュ。また塗装による室内の質感の調整も巧みで、実車さながらの雰囲気を漂わせている。まったくのノーマルでありながら、ラディカルなカスタム・ロードスターに囲まれても引けをとらない存在感はさすがというよりほかない。ちなみにこのビルダーは100ページのスタンスさせたNAロードスターも手掛けているが、適正な足回りのアライメント感は相通じるものがある。

カメラマン:服部佳洋 Yoshihiro-HATTORI、横澤靖宏 Yasuhiro-YOKOSAWA
媒体:モデルカーズチューニング 弐

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