OUTDOOR

2021.02.26

「湖畔」に移住! 「釣り」「アンティーク」好き、ペンシルベニア在住「刺青アーティスト」のライフスタイル【HUNT】

タトゥアーティストのダン。フィラデルフィアの彼の店AMERICAN HOUSEにて。

トラディショナルスタイルを得意とするタトゥーアーティストとして、世界中から注目されているダン・サントロ。

ここでは、彼のショップと湖畔の家に伺い、彼らの家族や生活を紹介させていただく。


ダンは、ホーリーに来る以前はNYを拠点としていたが、1年半前に自然豊かなペンシルバニア週に移住。

彼の趣味はフライフィッシングだ。

のどかな雰囲気の田舎町、ホーリー

大小の湖が点在するペンシルバニア州の田舎町、ホーリー。

この町一帯は別荘やコテージが立ち並ぶレイクリゾートで、夏場は水辺のレジャーで賑わい、秋には色ずく紅葉を見に都市部から人がやってくる。

街に続く道沿いには隠居がてら趣味で始めたであろうアンティークショップがちらほらあり、都会の喧騒とはかけ離れたのどかな雰囲気が漂っている。

メインストリートは木造の商店が道の両脇に並んでいて、いかにもオールドタウンといった様子だ。


そのうちの一軒、我々が訪れた「AMERICAN HOUSE」はファニーな大男 ダン・サントロが経営するタトゥースタジオ。

「ペンシルバニアのこの辺りは大規模なフリーマーケットがあって、奥さんも自分もヴィンテージが好きでこの街に来ていて気に入っている」

「今は3歳の娘と4ヶ月の息子がいるし、NYのど真ん中より子育てするのにもいい環境だと思ったんだ。それに家の目の前はすぐ湖だから、釣りをするにも最高なんだよ!」


そう話すダンは、身体中にタトゥーが入ったイカツイ見た目とは裏腹に穏やかで優しい人柄。

柔和な性格もあって、のんびりできる田舎暮らしを始めたというのだが、別に彼は世捨て人のヒッピーというわけではない。


「タトゥーは基本的に一生残るものだから、入れる人は自分がお願いしたい柄や好みのアーティストを見つけて入れてもらう」

「僕にタトゥー入れてもらいたい人はペンシルバニアの田舎町にだってやって来る。だったらNYにスタジオを構えてなくてもいいじゃん」

とはダン。

実際、そう言えてしまうくらい彼のタトゥーは特別で、だから本当にに世界中からお客がやって来るのだ。

【写真15枚】ダンの「湖畔の家」とショップを拝見!

デザイン画だらけのショップを拝見!


ダンのタトゥースタジオに入ると、壁一面に彼の描いたタトゥーフラッシュ(デザイン画)や、今となってはヴィンテージとなっている伝説の彫師たちが描いたフラッシュが額装されて飾られていた。

一口にタトゥーと言えど、当然様々なモチーフがあり、アーティストによってもテイストが違う。

例えば日本であれば和彫りがあり、アメリカにはアメリカントラディショナルなタトゥーがあり、ある所では民族伝統のトライバルタトゥーがある。

それゆえ人によってはそれぞれの土地を巡って、その場所の伝統的なタトゥーを彫ってもらう者もいるという。

アメリカのタトゥーカルチャーは20世紀初頭水夫がお守りとして入れたことから始まり、軍人を中心に広がっていった。


「僕のおじさんはタトゥーだらけの海軍の兵士で、こどもの頃からそれを見ていてタトゥーに憧れていたんだよ」


タトゥーのルーツを大切にしたいという想いもあり、ダンがよく施術するデザインは昔からある鷹、錨、剣、星、国旗、猛獣、女性、ドクロ、インディアンなどのアメリカンなもの。

ダンの作品の特徴は太くてシンプルな線と、点描による独特の陰影、濃い発色が特徴だ。

トラディショナルなものに自分流のアレンジを加えていった末にダン流のタトゥーティストが築き上げられたわけである。


本人曰く、深く墨を入れているので一生ハッキリとグラフィックが残るのだという。

その力強いタトゥーに惹かれ、アメリカはもちろん、オーストラリアやヨーロッパ、台湾、そして日本からもわざわざ足を運ぶお客も少なくない。

写真:陰山惣一 文:鈴木純平

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