アメリカの中でも最も歴史のある都市ボストンは、400年前に入植したヨーロッパの人々の名残がある、ヴィンテージタウン。骨董品も多く残っているのかフリーマーケットも盛んで、古きを愛する土壌があるように思える。
また、ボストンはハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、ボストン大学などの有名大学をはじめとした大学が集中する学園都市でもあり、学生の人口は25万人。街を行き交う5人に1人は学生か学校関係者だというデータもある。そのため学生が通う古着屋も多く、それぞれが個性を出してしのぎを削っている。
ということで今回は、この街で出会ったヴィンテージ関係のネタをまとめて紹介させていただく。
SoWa アート+デザイン ディストリクトは、ボストンの南端にある倉庫をリノベーションしたエリアで、アートやファッションに関して新しい試みを行っているエリア。前回の記事で紹介したベイエリアのような新興地帯ではなく、赤レンガの建物が立ち並ぶ、シックでヒップな街だ。
5月から10月の毎週日曜日、SOWAエリアを代表する赤レンガの建物「SoWaアーティスト コロニー ビル」の地下のフロアで開催されているSoWaヴィンテージマーケットは、毎回人でごった返す人気のイベント。
個人規模の小さな店が20店舗ほど出店し、アートや家具、古着やジュエリーなど、思い思いのヴィンテージを販売している。主催者側がジャンルを特定していないので、古着を探しに来たけど良い食器を見つけられた。小物を見に来たのに家具を買っちゃった……などと、予定にないものが見つかることもあるだろう。
【Information】
SoWa Vintage Market
Address: 450 Harrison Ave, Boston, MA U.S.A.
営業時間:10:00~16:00 (4~10月の毎週日曜のみ)
https://sowavintagemkt.com/
ボビー・フロム・ボストンは、ヴィンテージマーケットと同じ建物の1階で営業している老舗の古着屋。此の地で20年以上前から営業を続けており、数多くのボストンっ子にファッションを好きになるきっかけを与えてきた名店として、地元で愛され続けているらしい。
話によると創業者のボビー・ガーネット氏は50年以上前から古着業界に携わり、アメリカのヴィンテージ古着界では名の知れた人物だったそう。これまでに50作品以上のハリウッド映画に衣装協力、アドバイジングをしていたり、一説によるとラルフローレンにインスピレーションを与えた事もあるのだという。
この店はボビー氏のコレクションから始まっていて、アメリカの服飾史を物語るようなヴィンテージのドレスやフォーマルウェア、ワークウェア、ミリタリーウェアもあり、日本の古着バイヤーも足を運んでいる。
しかし、察するにボビー・フロム・ボストンが愛されている一番の理由は、リーズナブルかつ、良質な古着を集めてきているからだろう。実際学生でも購入しやすい価格帯がメインで、取材時も古着好きの20代が何人もやって来ては購入して出ていった。
大袈裟かもしれないが、リアルなボストン・ファッションカルチャーの発信地このSoWaにあるのだと感じた。
【Information】
Bobby From Boston
Address:19 Thayer St, Boston, MA U.S.A.
営業時間:12:00〜18:00(木曜〜日曜)、月曜〜水曜定休
https://www.bobbyfrombostonvintage.com/
ボストン取材の時、ちょうどファッションの合同展示会があったので寄ってみることに。すると、そこで思いがけないヴィンテージに出会うこととなった。
マック・プロヴィジョンズは、野球少年をそのまま大きくしたようなアメリカ人、KCマックが手がけるレザーグッズブランド。
同ブランドの主力アイテムは、ヴィンテージの野球グローブを解体し、財布やカードケース、キーホルダーとしてリメイクしたもので、全部マックの屈強な手で縫われている。
日本では来年春からの販売が決まっているので、今からチェックしておきたい!
【Information】
Mack Provisions
https://mackprovisions.com/
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