MOBILITY

2019.01.21

ノルウェー・オスロのEVライフ②:「有名バリスタのEVライフ」


 オスロでは、コーヒーの生豆の品質や焼き方、挽き方、淹れ方にこだわった、スペシャリティコーヒーが飲めるカフェが一大ムーブメントとなっている。

 最近ではオスロのカフェ「Fuglen」が東京に進出したことも話題だが、ノルウェーのコーヒー業界で20年近くビジネスをしているアンドレアスさんは、バリスタの世界大会で優勝経験もある、業界のカリスマ的な存在だ。「TIM WENDELBOE」というカフェやコーヒー豆の輸入会社「ノルディックアプローチ」を経営するほか、北欧コーヒー業界の「ロースターフォーラム」というイベントにも、主催者の一人として参加しているのだ。

 さて、EVの話である。アンドレアスさんの現在のクルマは一年半前に購入したBMWのi3だ。この日のインタビューは、市内の駅で彼と待ち合わせたあとi3に同乗。ご自宅に向かいながら車内でインタビューさせていただいた。アンドレアスさんは、もともとボルボに乗っていたということだが、2013年にモデルSを購入。テスラを購入した理由は友人の勧め。

 「絶対買え」と勧められ、その日の夜に購入したのだそうだ。当時はテスラが気に入り、もう一台購入したということだが、普段はほぼオスロの街の中でしか走らないということもあり、i3に乗り換えたという。「子供が18歳になってクルマを運転するようになったのですが、テスラは速すぎるので運転させたくないというのも、i3を購入した理由のひとつです」。

 自宅からオスロ中心部のオフィスまではクルマで50分。高速道路は渋滞することもあるが、EVはファストレーンを通行することが可能な優遇措置がとられているため、仕事先に行くまでの時間を節約できるのが大きなメリットだそうだ。ちなみに、優遇政策がもしなくなったら、ガソリン車のほうがよいかどうか聞いたところ「優遇政策は続けてほしいけど、なくなったとしてもガソリン車には戻りたくない」と語っていた。


ガレージというより、カーポートを併設することも多いノルウェー。ここに充電器が備えつけられている。

アンドレアスさんが経営している「ノルディックアプローチ」は高品質の豆を買えるということで注目され、日本でも買う人が増えている。

TIM WENDELBOE
  Grueners gate 1, Oslo 0552,Norway
 ☎︎ +47 944 31 627
 https://www.timwendelboe.no/
 
アンドレアスさんの経営するカフェ。人気のスペシャリティコーヒーはライトローストで酸味があり、果実の香りがそのまま出るため、世界中からお客さんが訪れる。今回オーダーしたのは限られた品種のゲイシャ。まるでお茶のような器で提供される。
 
 
Photo:Soichi Kageyama   Text:Asaki Abumi
媒体:『E MAGAZINE』vol.1
 
 

陰山惣一

RECOMMENDED


RANKING