アメリカン・モーターサイクルカルチャーの中心は間違いなく、ハーレー・ダビッドソンである。
それは時に「The Heart of America」と形容されるほどに、彼らの生活そして人生の一部と解釈されており、老若男女を問わず、今も多くの好事家が唯一無二の魅力に取り憑かれている。
そんなハーレーをマジョリティとするのであれば、彼の地のマイノリティは、対極に位置する欧州スクーターを指すだろう。
大排気量、大トルクを好物とする彼らにとって、華奢な車体に小排気量という組み合わせは、ハーレーを軸に築き上げられたセオリーからは、残念ながら逸脱している。
それでも洋の東西を問わず、変わり者が存在するのは世の常。
我々はカリフォルニアにて、ヴェスパやランブレッタなど欧州スクーターに傾倒する好事家に運良く巡り会うことができた。
【写真11枚】希少なランブレッタなどが隠れ家に!
ロスなのにヨーロッパスクーター!?
そこはロサンゼルス北部に位置するパサデナの住宅街。
特徴がないといえば失礼だが、ごく普通のアメリカンハウスのガレージに、ランブレッタ専門店の「Scooters Bellissimo」はある。
まるでプライベートビルダーのようだが、これでもれっきとしたショップ。カスタマー所有車のメンテナンスはもちろん、エンジン、トランスミッションのO/Hなど、なんでもこなす凄腕の専門店だ。
店の主はマーク・コフマン。高校生の時に観た映画『さらば青春の光』に影響され、欧州スクーターの世界に入ったという。
当初は趣味に過ぎなかったというが、いつの間にか自らのショップを開設するまでに至った。
「アメリカだからお客さんは少ないけれど、みんな真剣で情熱的。僕を必要としてくれるのは嬉しいよ」と恥ずかしそうに話すマーク。
ハーレーが正義とされる米国モーターサイクルインダストリーの片隅に、こよなくマイノリティを愛するシャイな男が存在している。
Photo:Ken Nagahara Text:Kota Engaku
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